とにかく,忙しい.
全然時間がとれない.
ブログの更新も滞っております.
すみません.
(だから,一体誰に謝っているのか)
昨日,車に乗って移動中に,
この冬初めて,
「クリスマス・イブ」(山下達郎)
をラジオで耳にした.
今年は忙しすぎて,この曲を聴くのが
ずいぶんと遅くなってしまったようだ.
いつもの年だったら,11月には
どこかで流れているのに気づいていただろうに.
少し前,年末気分を盛り上げるために,
通勤中に,「第九」のCDをかけた.
ベートーベン 交響曲第9番
ジョージ・セル,クリーブランド管弦楽団
私は第九のCDを,カラヤン,バーンスタイン,ベームなど
たぶん10枚近く持っているはずだけれど,
ついつい手にしてしまうのは,このセル版だったりする.
この演奏は,重くないし,軽すぎない.
カラヤンの録音などは,もう第1楽章から
大スペクタクルになっているわけだけれど,
セルのものは,上品さを保っている.
バーンスタインのように,熱く人類愛を語る
わけでもない.
そこがいい.
純粋な音楽として演奏しているような気がする.
くずれることもないし,音楽が逸走することもない.
一番しっくりくるのである.
でも,生だったら熱い演奏がいいかもしれない.
私は一度だけしか,この曲の生演奏に触れたことがないが,
やっぱり感動した覚えがある.
ずいぶん前の話だけれど,オケは日フィルだったかな.
いまをときめく佐渡裕氏の指揮だった.
指揮台の上で飛び跳ねて,汗が飛び散っていく姿を見て,
ちょっとやりすぎじゃないの,とは思ったけれど,
オケも合唱もそれに引っ張られて,
ずいぶんと熱い演奏だったことを覚えている.
でも正直言うと,第4楽章よりも1~3楽章の方が好き.
特に第1楽章が好きだったりする.
音の密度がぎゅっと締まっているような気がする.
そののち,爆発するような.
いいなぁ,
やっぱりベートーベンというのは天才だったのだなと
つくづく思う.
ただ,第九は疲れているときに聴くものではないようだ.
この音楽は,集中することを聴くものに強いるところがあるから,
終わった後,ぐったりしてしまう.
もちろん,大きな満足感はあるのだけれど.
いつかゆったりとした気分でこの曲を聴きたいものと思う.
そうすれば,第4楽章も素直に感動できるのかもしれない.
#しかし,ほぼ毎年,私は同じような記事を書いているらしい.
そのたびにセルの第九を聴いているらしい.トホホ.
2007年の第九
2008年の第九
2009年の第九
2011年12月20日火曜日
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