2013年6月17日月曜日

カローラというクオリティ

オーストラリアに行ったり,風邪を引いたり,そしていろいろあったりで,しばらく全然活動できなかった.今週から復活の狼煙をあげよう...ということで,今日は自動車の話題.

2ヶ月ほど前に車を乗り換えた.中古である.10年以上乗ってきた車がそろそろ買い換え時になったので,年度末を契機に乗り換えたのである.

購入した車はカローラフィールダー.乗ってみて,そのクオリティに驚いた.この値段だったら文句のつけようがないと思った.

もちろん,高級車の乗り心地は無い.内装もそれなりだし,見た目もやぼったい.しかし,街乗り車としては申し分ないのだ.燃費もいいし,それなりにエンジンも吹き上がる.私はスポーツ車が欲しかったわけでないし,軽自動車やコンパクトカーが欲しかったわけでもない.ちょうどこのくらいのサイズが良かった.

カローラというのは,やっぱりカローラなのだけれど,そこにひとつの行き着いた境地があるように思う.ずば抜けて優れている,ということは無いけれど,どれもがそこそこのクオリティを持ち,それらのバランスがとれている.そこが素晴らしいと思うのである.

マンガ「美味しんぼ」に出てきたハンバーガーの話を思い出す.パティ(肉)だけが良くても,ハンバーガー全体としての美味しさは得られない.パティの品質はそれほどでなくとも,バンズ(パン)とのバランスがハンバーガーとしての美味しさを引き立てるというエピソードだった.

まさにそのバランスがカローラにあると思う.たぶん自動車の運転を楽しむ人にはカローラは物足りないに違いない.しかし,庶民の足としてのクオリティには必要かつ十分なのだ.

運転席に乗った瞬間に,カローラ品質を感じる.カローラに体現されたトヨタの哲学を感じる.そしてやっぱり自分が庶民であることを実感するのである(笑).

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