2020年5月3日日曜日

Noel Gallagher's High Flying Birdsにずっと夢中になっている

 80年代私が聴いていた音楽といえば,アイドルの歌謡曲やニューミュージックが中心だったけれど,洋楽もそれなりに聴いていた。マイケル・ジャクソンやマドンナ,プリンス,ホール・アンド・オーツ,クイーンなどスーパースターが綺羅星のように毎週毎週ヒットチャートに登場していて,私も毎回「ベストヒットUSA」を見ていた高校生であった。

 しかし90年代,私は渋谷系と呼ばれるジャンルに惹かれていたのと,クラシック音楽に興味の中心が移っていたことから,洋楽をあまり聴かなくなっていた。その頃の洋楽シーンといえば,U2から始まって,オアシスとか,ニルヴァーナなどが台頭してきていたのだけれど,音楽が80年代と打って変わって「暗い」雰囲気ばかりになっていたこともあって,ずっと遠ざかっていた。

 その私が50歳を超えて,今またハマっている洋楽が,"Noel Gallagher's High Flying Birds"なのである(今の時代,「洋楽」という言葉も死語になってしまったかもしれないけど)。

 ノエル・ギャラガーはご存知オアシスのギャラガー兄弟の兄の方(ボーカルは弟)。見た目は「サンダーバード」のブレインズみたいだけど,才能の塊みたいな人。ポール・マッカートニー・レベルだと私は思っている。そう,彼の作品からはビートルズへのリスペクトも感じられるし(個人的な感想です)。

 彼を知ってからオアシスの曲も聴くようになった。25年遅れのマイブームである(マイブームも死語だが)。これがまたどの作品も素晴らしい。なぜ25年も聴かなかったのだろうと後悔。今でもオアシスの楽曲がCMで採用されていることが名曲の証だ(例えば "whatever"とか)。

 オアシスの解散後,彼が立ち上げたソロユニットがNoel Gallagher's High Flying Birdsなのだ。オアシスの頃よりも,もっと自由な作風になっている気がする。結構クラシックなロックであったり,やはり90年代の暗いロックであったりと,どれも飽きさせない。私のドライブに必須のお供になっている。

 あまり私の周りでこのバンドの話を聴かないのが不思議なのだけど,渋谷陽一のNHK FMの番組では相変わらず注目してくれていてうれしい。ノエルは一昨年あたりにはサマソニで大阪に来てくれていた。いつか,いつか彼のライブにいきたい,と思っている。



#彼が皮肉屋のところも気に入っている。リアムとの兄弟喧嘩のゴシップもブラックユーモア合戦になっていたりして,それも大好き。

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