2023年1月22日日曜日

「予感」斉藤由貴・水嶋凛

 斉藤由貴は私と同世代(ひとつ上?)の素晴らしい才能をもった俳優である。しかし,彼女は過去に何枚もアルバムを出している歌手でもある。20~30年ほど前,彼女が歌うシングル曲は次々とヒットしベストテンなどに入っていたけれど,実は彼女のアルバムも名曲ぞろいでアーティストとしての評価はもっと高くてもよいはずと私は思っている。

その中でシングルカットはされなかったけれど,名曲のひとつに私の大好きな「予感」という曲がある。作詞は斉藤由貴本人で,作曲は亀井登志夫。当時なにかのCMに使われていたから,覚えている人も多いかもしれない。ミディアムスローな恋人との思いがけぬ再会の瞬間を歌った曲である。

この「予感」をあるとき耳にした。最初,歌っている斉藤由貴かと思ったけれど,私が知っている「予感」とは違う。しかし,声の出し方,歌い方,その曲の雰囲気は斉藤由貴にたいへん似ていたのである。特に声がそっくり。息継ぎの仕方だってそっくり。どういうことなのかと思っていたら最近謎が解けた。歌っていたのは水嶋凛という俳優・歌手であり,斉藤由貴の娘さんなのだという。なるほど。だからそっくりなのだ。

親子はやはり声が似るのだろう。同じように感じたのは,尾崎豊の息子さんの尾崎裕哉の歌を聞いたときである。もちろん歌は違うのだけれど,やはりところどころで尾崎豊を思い出させる。

斉藤由貴も尾崎豊も,どちらも子どもたちが確かになにかを受け継いでいる。子どもたちの歌を聞いて,ところどころに親から受け継いだそのなにかを感じるとき,私は少しだけ感傷的になってしまうのである。

#あまりに水嶋凛の予感が斉藤由貴の予感を思い出させたので…

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