私は海外旅行の長時間のフライトでは,ずっと映画を観るのが常である(サンノゼ,ローリー,ノックスビルなどの出張時の映画鑑賞メモ)。それは,時差ボケを避けるためでもあり,私の映画鑑賞趣味のためでもあるのだけれど,最近は映画はオンデマンド方式で観ることが普通になっているので,非常に有り難い。
最近では,ベトナム ホーチミン,米国 ナッシュビルにそれぞれ出張に出かけたので,長時間のフライト中,結構映画を観た。ナッシュビルについては,羽田ーオヘア間で観たというのが正確。感想は忘れないようにとXでポストしたのだけれど,備忘のためにここにまとめておく(ポストのコピーです。あしからず)。
【ホーチミン出張時】
1.「ジョン・ウィック:コンセクエンス」
飛行機内小画面で我慢できず「ジョン・ウィック:コンセクエンス」を見てしまう。作品はもはやファンタジーを超えてコメディになっている。いかに復讐を成し遂げるか,いかに生き残るか,どんな裏社会設定になっているかなどがテーマになっていて,当初のジョンの幸せ,孤独はテーマではなくなっている
2.「007カジノ・ロワイヤル」
「007カジノ・ロワイヤル」を観る。D.クレイグがシリーズの人気を決定づけた傑作。若々しい彼の魅力が満載。E.グリーンの色気と悲劇性も素晴らしいけど,M.ミケルセンという魅力ある悪役が映画を成立させている。しかし,どの出演者も魅力的。私が007ファンになったきっかけの映画。星5つ!
3.「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」CGで80歳のハリソン・フォードを若くしているのは気にならなかったけれど,どうも内容が「同窓会」のノリである。これまでのシリーズのネタを今回はこのような味付けにしましたよ,という監督の考えがここかしこに出ている。それがちょっとtoo much。星3つ。
【ナッシュビル出張時】
1.「ジェイソン・ボーン」
シリーズ4作目「ジェイソンボーン」の見どころは、年老いた肉体で戦うマットデーモン。ボーンの孤独などの要素は薄まっている。トミーリージョーンズがもっと悪役であって欲しかった。星3つ。
2.「The Batman」
「The Batman」R.パティンソンに代わってから主人公の繊細さがずっと感じられるようになった。やはり正義と暴力の相剋のテーマも良い。そしてとにかくスタイリッシュ。星5つ。
3.「リボルバー・リリー」
「リボルバーリリー」ちょっと緩慢なアクション映画。綾瀬はるかの美しさと長谷川博己のかっこよさが印象的。助けた男子の行動がステレオタイプな思慮不足で腹が立つ。清水尋也が思いがけず良かった。シシドカフカも相変わらず美しい。星3つ。
4.「コントラクター」
「コントラクター」クリス・パインが好きなので観た。主人公は雇い主に裏切られ必死の生還を果たすのだけれど、あまりにも周囲が死に過ぎて楽しめなかった。ただ生々しさは感じられる。星2つ。
5.「ソー:ラブ&サンダー」
「ソー:ラブ&サンダー」このシリーズの突き抜けた明るさが大好き。今回はヒロインが辛い目にあうけれどそれでさえ暗くなりすぎない、笑い満載の神様映画。第五弾もあること間違い無さそう。ソーにはずっと頑張って欲しい。私は大好きだけど一部の人向けなのかも。星3つ。
6.「SHERLOCK ピンクの研究」
着陸まで2時間なかったので「SHERLOCK ピンクの研究」(第1話)を観た。今や大スターのB.カンバーバッチ,M.フリーマンがまだ若い。やっぱり面白いなぁ。私を大ファンにさせた初回。スマホを駆使して鮮やかな推理をする。そして変人。こんな魅力的なホームズ像を想像した作家がすごい。星5つ。
7.「シャーロック・ホームズ」
ガイリッチーの「シャーロックホームズ」。スタイリッシュな映像で描かれるアクション映画。R.ダウニーJr.とJ.ロウが若々しい殺陣に挑戦している。ダウニーJr.は詠春拳を披露。お金をかけた冒険活劇。モリアティーとアイリーンのその後が気になる(2作目も観たけど)。単純に楽しめるので星4つ。
8.「キングスマン・ゴールデンサークル」
「キングスマンゴールデンサークル」バカバカしいスパイ映画だけれど,お下劣な中にも社会批判を忘れないのがいい。残酷でちょっと観るのがつらいシーンもあるけれど,これこそ日常を忘れて楽しめるアクション映画。本人役で出ているエルトン・ジョンの扱われ方が本当にひどくて笑ってしまう。星4つ。
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