私は小学生から中学生にかけて,各国の神話が大好きで図書館で本を借りてはよく読んでいた。もちろん,我が国の神話も大好きで,「日本神話」に関わる本や,もちろん「古事記」なども読んだ。内容は今となってはすっかり忘れてしまったけれど。
そうした私が今期一番面白いと思っているテレビ番組が
「全領域異常解決室」(フジテレビ,水曜日22時~)
である。
主演は,私が大好きな藤原竜也,そして最近すっかり実力派として認められつつある広瀬アリス。そのほか,安定の小日向文世,迫田孝也,ユースケ・サンタマリア,成海璃子などが出演。福本莉子もいい感じ。こうしたしっかりとした俳優たちが演じているのがなんと日本の神々なのである。
「全領域異常解決室」というのは,超常現象がからむ事件を取り扱う内閣直属?の捜査機関であるらしい。1~4話くらいまででは,「オカルトっぽい事件の謎を推理で明らかにする」というよくある話だと思っていた。その割にその推理は全然ゆるいもので,まったく合理的に解決できていないものだった。例えば空から人の遺体の一部が降ってきたのだけれど,それはファフロツキーズ現象である,なんてひどい推理で解決したことになっている。それも藤原竜也が真剣にその推理を披露するものなのだから,なんてドラマだと半分呆れながら見ていた。
それでも「ヒルコ」と呼ばれる犯人の首魁と思しき人との対決が面白そうだったので(誰がヒルコがわからなかったし),そして藤原竜也が好きなので見続けていたのだけれど,途中からとんでもない展開になって,もう目が離せなくなってしまった。なぜなら,全領域異常解決室のメンバーは全員神だったのである。
メンバーは確かに神様を連想させる名前だったけれど,全員が本当に神様だとは。。。藤原竜也が「私も神です」とセリフを言ったときには,イヤイヤそれは別の作品。。。と思ったし。そしてどんどん大国主命や月読命など,知っている名前の神が出てくる。神は何回も転生し,人間としてこの世界に生きているという設定が面白い。
後半になって展開が早くなってきていて,毎回毎回楽しみなのだけれど,あと2回で終了なのかな。。。日本神話が好きな私にとっては,終わるのが本当につらい作品である。
#ちなみに合氣道は,天叢雲九鬼サムハラ竜王大神の働きによる武道ということになっている
#神様を「一柱」,「二柱」と呼ぶことをこのドラマで初めて知った人も多いのではないかなと思う
#もうひとついうと,このドラマでも「月読命」は女性となっている。最近は女神であるという認識の方が一般的なのだろうか?確かに男性か女性かは古事記などでもはっきりと書かれていないようだけれど,昔は男神で描かれることが多かった。刀で誰か切ったのではなかったっけ?
もし神話がお好きでしたら、「終末のワルキューレ」という作品を読んでみて下さい。アニメもあったはずです。ウマ娘や刀剣乱舞が苦手なご様子ですので、お口に合うかは分かりかねますが...
返信削除「終末のワルキューレ」ですか。。。アニメはちらりちらりと見ていました。人と神の戦いというのは面白いテーマですよね。人もときどき神に勝っちゃうし。
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