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警部補ダイマジンの最終回は...

 テレビ番組「警部補ダイマジン」を今期観ていた。最終回を観て,がっかり。その前まではかなりハードボイルドな話だったのに,最終回はコメディだった。そして,解決までにはたどり着けないし,テレビの最終回とは別に「完全版」というものが存在し,それはまた異なる結末なのだという。ちょっとそれはひどいんじゃない?って正直思う。 前回までは,たしかにハードボイルドだった。主演の生田斗真が良い味を出していて,重くならないダークヒーローを好演していた。彼は芸達者だけれど,今回も新しい役どころが似合っていたように思えて,たいへん良かった。アクションもキレていたし,人を殺すにも躊躇がないところなんて,かっこよかった。 共演の向井理も私は大好きで,彼の清潔感が最大の魅力だと思っているのだけれど,正義とは言い切れない役を演じる上で,その清潔感によって役が救われていた。知的でずる賢くてスマート,そんな役にピッタリだった。 今回見直したのが土屋太鳳。たいへんに美人。シリアスな演技が魅力的で,コメディ作品に出演していたばかりの彼女を見ていた私にはとても新鮮だった。シシド・カフカもますます美人に磨きがかかっている。 さらに魅力的な脇役といえば,浜野謙太。「どうする家康」でも情けない織田信雄を好演していたけれど,今回も気の弱い主人公たちの同僚を演じていてポイントかなり高し。最後は殺されてしまったのだけれど,印象に残る良い死に方だった。 小澤征悦も安定の悪役ぶり(最近ずっと悪役ばかりのような気がする)だったけれど,その部下の殺し屋を演じた矢柴俊博の壊れ具合がとても素晴らしかった。彼は脇役には不可欠な素晴らしい役者だけれど,今回の役は役者冥利につきるのではないか。狂気の殺し屋がとても似合っていた。 といことで,その他にも高橋克典(最後のコメディはいただけなかった。最後までかっこよいほうが良かった)や松平健(すごく怪しかった),桐山漣,片岡鶴太郎なども脇を固めていて,キャスティングは良かったのだけれど... どうしたの監督,三池崇史!また裏切られたよ。テレビの都合もあるのだろうけれど,もっともっとダークな終わり方でもよかったんではないの?と私は最終回をみて思ったのである。そして,完全版はテルサ(オンライン)で,というテレビ局の態度が許せない。そういえば,続きは映画で,と終わった仮面ライダーディケイドも...

足利義輝,死す!

 ちょっと前の話になるけれど,大河ドラマ「麒麟がくる」で向井理演ずる第13代将軍,足利義輝が暗殺された。障子で囲まれ,障子の向こうから槍で突かれて,地面に倒れたところをとどめを刺されるという壮絶なシーンだった。 足利義輝は剣豪将軍と呼ばれるほど強かったと言われている。彼は塚原卜伝の弟子で,秘伝の「一之太刀」も伝えられていたという。そのため,敵としては多勢に無勢で囲むように襲わなければ,彼を討ち取ることができなかったのだろう。 伝説では,討ち取られるときには名刀を取り替え取り替え,戦ったという(さすが将軍!名刀で戦うなんて)。それはあくまでも伝説なのかもしれないが,武家の頭領として本当に強かった将軍がいたなんてロマンがある。暴れん坊将軍とは違う。つらい人生で悲惨な最期ではあったかもしれないけれど,確かに武術に優れた将軍がいたのである。そのことを大河ドラマをみて思い出した。

原田真二「タイム・トラベル」を「パリピ孔明」で聞く

「パリピ孔明」という作品が面白くて,アニメやマンガを読んでいたのだけれど(マンガは途中まで),今期,TVドラマになるというので第1回目を観てみた。  私は 向井理が好きで 彼の清潔さに惹かれているのだけれど,今回は孔明を聡明そうに演じていて期待を裏切らない。コメディなのだけれど,しっかり真面目に演じているところがいい。ヒロインの月見英子を演じるのは上白石萌歌。彼女は歌も上手なので歌手である英子を演じるのはちょうどよい配役と感じた。今後も期待して観てみようと思っている。 で,今回の話題はそのドラマ中で,上白石萌歌演じるEIKOが歌った曲である。聞き始めてすぐに以前どこかで聞いた曲だとわかったのだけれど,それが何で,どんなタイトルだったのか,しばらく思い出せなかった。サビが近づいてきてようやく思い出した。 原田真二の「タイム・トラベル」 だった。私が小学校の高学年くらいだったころだろうか,ピアノを弾きながらカーリーヘア(?)の彼がテレビで歌うのをみたことを覚えている。彼の甘い声はとても特徴的で,かつ彼が作る曲は口ずさみやすくて記憶に残るものだった。とはいっても,私が知っている彼の曲は,この「タイム・トラベル」と「キャンディ」,そしてデビュー曲「てぃーんずぶるーす」の3曲くらいしかないのだけれど。でも,それでもこの3曲だけでも彼が才能に溢れていることが今聞いても十分にわかる。素晴らしいと思う。40年以上前にもこうした才能が日本ポップス界にいたのだとあらためて思う。知らない人はぜひ彼の曲を聞いてほしい。 劇中,EIKOは「Stay with me」(松原みき)も歌っていた。うーん,「タイム・トラベル」と「Stay with me」か。この選曲のセンスはどうしたものか,とは思う。 #このドラマで一番マンガやアニメにそっくりなのは,クラブのオーナーの小林を演じる森山未來であるような気がする。彼はいつもこちらの予想を超えてくる。

パリピ孔明で最も印象的だったのはメンディーだった

 私が今期大好きだったTVドラマ「パリピ孔明」がとうとう終わってしまった。視聴率は振るわなかったみたいだけれど,誰でも楽しめる,そして 音楽好きと三国志好きにはたまらない素敵なドラマ だった。終わってしまってちょっとプチ・ロス気味。 私は 向井理の清潔感が好きだ と何度も言っているけれど,今回も諸葛孔明のコスプレをしていてもその清潔感は失われていなかった。彼の孔明があってからこそのこのドラマの成功につながていることは間違いない。しかし,よくこの役を引き受けたなぁ,とは思う。 上白石萌歌が演じる主人公英子は,いろいろ意見があるようだけれど,私はこれはこれでよかったと思う。漫画やアニメではもっと英子はギャルっぽかったけれど,今回の英子は少しボケたイノセントな女の子で,孔明の知略に気づかずに一歩一歩成功に近づいていくのが良かった。歌も当然うまいし。 一番原作に近かったのは森山未來演ずるクラブのオーナーだったかもしれない。なんだかんだいって,おちゃらけただけのドラマになりそうなところを,彼が引き締めていた。若い頃にギターを弾く姿も相当かっこよかったし,一方で三国志の知識を披露するところも嫌味では全然なかった。 他にも,宮世琉弥も,ELLYも,菅原小春も,みんなみんな良かったけれど,私がもっとも印象に残ったのは,前園ケンジを演じた関口メンディーである。彼はバラエティー番組にときどき出演していたのは知っていたけれど,こんな才能があるとはと驚いた。本業ではパフォーマーとして活動しているけれど,歌もなかなか良かった。現在の日本の音楽シーンにいなそうなキャラクターだし,こんな感じでソロデビューして欲しいなとも思った。悪役としての演技もたいへん良かった。作品中では歌いながら毛皮に短パンというかなりキワモノの人物造形なのだけれど,メンディーの演技はそれを不思議と納得させていた。いやぁ,メンディー自身も自信をつけたのではないか。彼の今後の活躍に大いに期待したい。 ということで,いろいろなアーティストのカメオ出演もあって,たいへんに楽しめたドラマだった。作中の楽曲も多くがオリジナルで,それもちゃんと作られていて感心した。手を抜かず作られていることを感じさせる。「 神は細部に宿る 」なのだ。いつか続編があるといいなぁと思う。 #密偵の女の子役で,石野理子が出演していた。アイドルネッサン...