2025年11月24日月曜日

金運上昇で有名な高龍神社に参拝する

私は神社を参拝することは大好きなのだけれど, まだ地元長岡の神社をすべてお参りできたわけではない。今回は,金運アップで有名な(らしい)高龍神社にお参りしてきた。

初夏,学会で長岡にいらした方も「高龍神社」にわざわざ参拝に出かけられていたくらい金運アップで全国的に(一部,龍神ファンに)有名だということは知っていたのだけれど,私は今回が初めてである。

長岡駅からは車で30分はかからない。神社には専用の駐車場もあるので参詣しやすいのだけれど,春から夏のシーズンは参拝者が多くてこれらの駐車場は満杯になることが多いのだという。今回は,先週に降った雪もまだ残っているくらいの寒さであったので,参拝者は少なく駐車場にもすぐに車を停められた。しかし,こんな肌寒い季節にこんな山奥にわざわざ足を運ぶ人がこんなにいるなんて。。。と驚くくらい人が多く,途中の山道では何台もの車とすれ違った。

高龍神社の駐車場に車をとめて,まずはその上流にある「不動社」に参拝しようとする。歩いて15分くらいの山道を登る。天気が良かったので,迷わず徒歩で進み始めたのだけれど,ひとり,谷沿いの道(舗装はされているのだけれど)を歩いていると熊と遭遇しないか,だんだん怖くなってきた。周囲に目を配りながら速足で歩き,社を見つけたときは少々安堵した。

「不動社」は,滝行などがおこわわれる神聖な場所である「不動滝」の上に建っている。普通に社務所が隣にあって,駐車場も完備。まずは人がたくさんいることに安心した。この不動社は1200年前に弘法大師が開いたということで不動明王が祀られている。

向こうに見える滝の下は修行場となっているらしく,階段がつながっている(常時閉鎖)

早速,社にお参りをして,また駐車場まで坂を下る。下り坂は楽で時間も早いけれど,やっぱり熊が気になる。今度は春か夏に来よう。

あらためて高龍神社にお参りする。高龍神社は参道からいくと118段の石段を上った先にある。階段の半分のところまでエレベータがあるのだけれど,私は石段を登り始めた。そして60段くらい登ったところで,やっぱり後悔した。腿が動かなくなってくる。上から階段を下りてくる人に「頑張って」と励まされながら,なんとか社までたどり着く。これだけで達成感を得ることができる。

高龍神社の石段の上り口

石段の上にある社

早速お参りをして,仕事開運のお守りを購入し,恒例のおみくじを引く。「中吉」。しかし,仕事,待ち人,探し物,多くの項目に「失敗する」と書いてあった。どうもこれらの失敗を活かしてのちの成功につなげよ,とのお告げらしい。前途多難である。。。

上の社からみる風景は,まさに山中のもの。川の音も聞こえ,滝→蛇→龍への発展がここでも進んだのだろうと推測された。蛇は特に金運に関係が深いから,全国から参拝者が絶えないのだろう。ちなみに帰りは迷いなくエレベータを使用させていただいた。

本当は「奥の院」にも参拝しようかと思ったのだけれどすでに冬囲いされたとのこと。次の機会を待つことにする。

社の隣に龍が巻き付いた石柱が立っている

2025年11月23日日曜日

旧小澤家住宅とおみくじ

 11月の日曜日。合氣道の稽古の時間を間違ってしまって,午後から時間が空いた。そこで,以前から気になっていた新潟市の文化財にもなっている旧小澤家住宅に足を運んだ。

小澤家は廻船を運航し,明治以降栄えた商家とのことである。昔ながらの豪商の邸宅の佇まいが今も残されている。

美しい商家の佇まい

内部は,意外に柱などが細く,ガラス窓が大きくとられていた。もちろん蔵などは立派で,かつてここに仕舞われていた道具や財などに思いをはせさせられる。また中庭がたいへんに凝ったものになっていて,主人の趣味の良さがうかがわれた。四季を通じていろいろな表情を楽しむことができるだろう。

飾られている額も,池田勇人や田中角栄(ちょうど飾られてはいなかったようだけれど)の書であって,さすが財をなすものは政治とのつながりも強いのだなぁと思っていたら,小澤家2代目,3代目当主はどちらも国会議員であった。3代目の「小澤辰男」氏は私もよく覚えている。自民党田中派だった。なるほど。。。

床の間や柱などは瀟洒な印象であるけれど,部屋の構成などは実用性も兼ね備えていて,なるほど栄えた商家というものはこういうものかと納得がいった。奥の座敷は,市民に貸し出されていて,ちょうど服飾などを出張で販売している方々がいた。単なる文化財としてではなく,市民が利用できる建物ということが素敵である。見学して損はない,素敵な建築である。おススメ。

なぜか住宅内におみくじがおいてあったので,ありがたく引いてみた。

引いて以来持ち歩いている「天下無双」のおみくじ

「天下無双」と書いてあった。かなり気分をあげてくれる。


2025年11月16日日曜日

カラテ・キッドがなければ世界の空手のイメージはもっと殺伐としたものになっていただろう

 「カラテ・キッド」シリーズの最新作「カラテ・キッド:レジェンズ」を観た。初期のシリーズの主役であるラルフ・マッチオとCGではあるがミヤジ先生ことノリユキ・パット・モリタが出演していて,胸が熱くなった。そこで思ったのだけれど,この二人が映画「カラテ・キッド」(邦題「ベスト・キッド」1984年)で西欧に作った空手のイメージはとても影響が大きく,そして非常に良い印象を与えたのではないだろうか。

それまで,映画に出てくる「空手」といえば,ブルースリーのカンフー映画のように悪者が遣う武術としての印象が強かった。だいたいラスボスが空手家で,ブルースリーがカンフーで勝利するというラストになっている(例えば,「怒りの鉄拳」とか「ドラゴンへの道」とか)。高校生の頃,空手道部だった私はそれがつらかった。現在だって,ドニー・イェン主演のイップ・マンシリーズにおいては,どうも空手家が悪者で出てきているらしい(見ていないのだけれど)。

国内の空手映画にしても,私が高校生の頃では,「史上最強のカラテ」シリーズの極真空手や,千葉真一,倉田保昭,真田広之に代表されるアクション映画が主流で,「空手は荒々しいもの」というイメージが一般的だったと思う。

それが「カラテ・キッド」で大きく変わった。映画の気の弱い内気な高校生がミヤジ先生が教える空手によって成長し,いけすかないライバルとの闘いに勝利を収めるという,まるでジャンプ漫画のような展開がとても爽やかで,カラテとは人間の成長を促すための武道だというイメージが定着したのではないだろうか。最後にカラテ大会で優勝するのだけれど,そのときになってもとても主人公のラルフ・マッチオが強くなったように見えないのが素晴らしい。あくまでも精神性と技によって勝利するのである。

一方,「カラテ・キッド」における悪役は,同級のやはり空手選手の高校生なのだけれど,彼が通う道場「コブラ会」では,道場主によって「勝つためには手段を択ばない」という教えがされていて,最後はそこに通っている道場生が可哀そうに思えてくる。そのように映画が作られているのがまた素敵である。

この映画によって,世界に紹介されていた「極真空手」のような荒々しいイメージだけでなく,人間の成長のための(特殊な人のためではなく,普通の高校生でも成長できるという)カラテというイメージが定着したのではないだろうか。もしも「カラテ・キッド」という映画がなければ,現在の「カラテ」の世界はもっと殺伐としたものであったに違いない。またもしかすると空手人口ももっと少なかったかもしれない。

「カラテ・キッド」の成功を受けて,さらにラルフ・マッチオ主演の「カラテ・キッド2」,「カラテ・キッド3」が作られ,少女がミヤジ先生に空手を習う「4」が作られた。さらにカラテではなくカンフーでリメイクされた,ジャッキー・チェンとジェイデン・スミス(ウィル・スミスの息子)主演の「カラテ・キッド」がある。そして今年の公開となったラルフ・マッチオとジャッキー・チェンが先生としてカラテとカンフーを教える「カラテ・キッド レジェンズ」とずっと続いてきた。そのうえ,ラルフ・マッチオとそのライバルが親世代になった「コブラ会」というスピンオフNetflixの連続ドラマもシーズン6まで作成されている(未見だけど。また「--レジェンズ」でも映画の最後に出てくる)。

とにかく「カラテ・キッド」はみんなが好きなストーリーなのである。そしてそのために,カラテのイメージが大きく改善されている。空手に関わる人々は,「カラテ・キッド」に感謝しなければならないだろう。

2025年11月8日土曜日

今秋に観た映画のまとめ

 しばらくブログの更新が途絶えた。沖縄(電気学会 電力・エネルギー部門大会)に行って,疲労(?)で倒れて,その後フィラデルフィア(IEEE ECCE2025)に行って,そのあと札幌(電気学会 研究会)に行き,そしてまた倒れていたからである。

いろいろと記事にすべき出来事はあるけれど,ちょっと時期を外してしまったこともあり,今後なにかの折々に書くことにして,今回はこの期間に観た映画の感想についてまとめる。

映画を観たといっても,現在話題の「鬼滅の刃」,「国宝」,「チェーンソーマン」などを映画館で観たわけでなく,残念ながら出張時の航空機の中,ホテルのVODなどの小さな画面で観ただけである。本当に情けない。

どんなに小さな画面で観たとしても(アクションの迫力はほとんどないにしても),映画を観たことは観たので,感想はある。最近の老化のためか,観てもすぐに感想を忘れてしまうことも多いので,Xにポストしているようにしているので,ポストをコピペすることで今回はまとめる。

まず以前の出張時(電気学会 産業応用部門大会@徳島?),ホテルのVODで観た映画から。以下,Xのポストのコピペ。

1. 少し前にみた「Everything Everywhere All at Once」。映画館で観たら何が何だかわからなかったろう。ホテルのVODで観た。夫婦,親子の関係をある特殊な視点から見た映画なのだろうか。夫役がグーニーズ,インディジョーンズの子役だった人でうれしい。★三つ

次からは,フィラデルフィア出張の往復の航空機の中で観た映画。

2. 「コンサルタント2」前作が結構面白かったので視聴。ベンアフレックのサバン症候群の演技が目を惹きつける。弟が大活躍で今回は主役が弟と言っても過言ではない。四つ

3. 「バレリーナ」アナデアルマスの当たり役(シリーズ化されないかもしれないが)。火炎放射器を用いたアクションがなんとも良い。カルトの犯罪組織の話。ジョンウィックがガッツリ出演。四つ

4. 「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」トムは相変わらず全力疾走。そして飛行機の格闘がすごい。これでもかというスリルの連続。本当にこの先は製作されないのだろうか。トム以外では考えられない役になってしまった。四つ

5. 「カラテキッドレジェンド」ジャッキーチェンの控えめな演技とラルフマッチオの優しさがいい感じ。コメディタッチのところもあるし。ただ主人公の性格が少し鼻につく。ガールフレンドは可愛い。定番の話展開。三つ

6. 「フィールドオブドリームス」またまた観てしまった…何度見ても泣ける。最後の父親とのキャッチボールで主人公の心の痛みが癒やされる。理解ある奥さんがまた良い。定期的に見るべき映画。五つ  以前のレビュー

7.「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」クリヘム・ソーが大好きなので迷わずに見た。物語に深刻さがないのがいい。ピンチもほとんどないし。そして相変わらずロキが魅力的なのだ。三つ

8. 「マトリックス レザレクションズ」情報量が多い作品なので久しぶりに見直してみた。女性の自立、活躍が一つのテーマとみた。キアヌの情けなさが良い。ただメタ的な作品批判は必要だったのか?三つ 以前のレビュー

9.「ブレイド」公開当時、このバンパイア映画のスタイリッシュさにメロメロにやられた。ウィズリースナイプス絶頂期の作品。とにかくカッコいい。ハードなアクションもいたって真面目で良い。五つ

ということで9本の映画についての簡単な感想をまとめた。これらの面白い映画を,機内のあの小さな画面で観たという事実が悲しい。映画はやはり大きなスクリーンで観なければ。まずは時間の確保と,映画館に行こうとする元気を取り戻さなければ。。。

2025年10月13日月曜日

とんかつはどこから食べる?ラーメンは?そしてマックのセットは?

とんかつを胃が受け付けなくなってきたという話をした。 しかし,単に身体が受け付けなくなっただけであり,相変わらずとんかつが大好きなことには変わりがない。

とんかつ屋のカウンター。アツアツの揚げたてのとんかつが皿に盛られてやってくる。さて,あなたはどこから食べるだろうか?もしもとんかつが普通の盛り付け方であったのであれば,私は左から3番目の一切れから食べる。なぜならば一番大きく,そしてそれがロースとんかつであるならば,脂身がちょうど割合よく含まれている部位だからである。アツアツの熱で豚肉の脂が溶けていて,そのジューシー感を味わうことができるはずである。

とんかつの脂の甘さを味わうために,塩を振って食べる。とんかつが冷えていく前の一番熱い時に,最も脂ののっている箇所を食べる。これが最高だと思っている。

一方,ラーメンはどうだろうか。私は,ラーメンが運ばれてきたら,スープよりも麵の上に乗っている魅力的な数々の具よりも,まず麺をスープの中から引き出して食べる。たぶん店主は一番麺が美味しい瞬間を見計らってその一杯を出しているはずである。だからこそ,その一番美味しい瞬間の麺を味わうのが店主に対する礼儀なのだと思っている(ウソ。そんなたいそうなことは思っていない。でも麺が一番美味しい瞬間を考えて店主は一杯を運んでくるに違いないとは思っている)。スープを愛でるのはその次である。なんたってラーメンは麺を食べるのだから,麺ファーストで順番を考えたい。

他にも順番を考える食べ物があるだろうかと考えてみて,ひとつ思いついた。マクドナルドのバーガーセットである。マックのセットにおいては,まず最初に食べるのはフライドポテトである。アツアツでなければ,あのカリカリ感とホクホク感を味わえない。トレイの上に受け取ったらすぐにポテトを食べる。あるいはドライブスルーで受け取ったらすぐに袋をあけて,ポテトを手にとって食べる。セットではポテトをいかに美味しく食べるかがキモである。そう,マックのフライドポテトこそ,その美味しさが時間とともに(温度とともに)指数関数的に減少していく食べ物なのである。

2025年10月12日日曜日

ファッション今昔 (4) ~ズボンの太さ~

 ズボンの太さは周期的に細くなったり,太くなったりしていることは,自然なことなのだろう。今は太いズボンが流行っている。

ストレートではなく,バレルなどと呼ばれる膝あたりにかけて大きく太くなり足首に向かってテーパーになっている形が流行っている(ニッカポッカ風?)。一方,シャツなどは短尺が流行っているようだ。確かに,短尺なシャツと太いズボンを合わせると足が長く見えるような気がする。

しかし,私のような年配者として,その組み合わせは中学,高校時代のヤンキーの格好を思い出させる。短ランとボンタン。まさに現在の流行である。ファッションは繰り返されるというけれど,こんな感じのリバイバルとは。。。と少し呆れる。最近はヤンキーが流行っているようだし(東京卍リベンジャーズとか,WIND BREAKERとか?)。

#その他,薄い色のブルージーンズ,破れているジーンズなどがもう時代遅れなのはわかるけれど,ベージュのチノパンがダサいと言われていることはちょっと悲しい。これほどスタンダードなズボンはないと思うのに。

2025年10月11日土曜日

ファッション今昔 (3) ~シャツのタックイン~

 私が中高生時代,シャツの裾はズボンの中にいれてベルトを締めるのが当たり前だった。シャツの裾を出して着るのは,「不良」の証だった。

それが,裾を出すのがカッコよくて,裾を入れるのがダサいとなってきたのは一体いつの頃なのだろう?私が大学1年の頃はまだタックインしていたような気がする。

ビジネスの場ではいまだにタックインするのが礼儀とされているところも多い。そのために私は腹が出ていることを隠せない。幸い,大学はあまり服装を注意されることがなく,私は暑さもあって夏はシャツの裾をズボンの外に出しているけれど。しかし,寒くなると普通のシャツはタックインしている気がする。

しかし,最近の「前だけタックインする」とか,「前の半分だけタックインする」などのセンスには,私はまだついていけない。あれがカッコいいのだろうか。なんの意味なのかよくわからない。意味が分からないのは年老いた私だけなのだろうか。。。

#数年前に流行ったカーディガンの肩から斜めにひっかけるファッションもよくわからなかった。バブルの頃のカーディガンの肩掛け(石田純一風)はまだわかる。

金運上昇で有名な高龍神社に参拝する

私は 神社を参拝することは大好き なのだけれど, まだ地元長岡の神社をすべてお参りできたわけではない。今回は,金運アップで有名な(らしい)高龍神社にお参りしてきた。 初夏,学会で長岡にいらした方も「高龍神社」にわざわざ参拝に出かけられていたくらい金運アップで全国的に(一部,龍神フ...