昨日で大学院の入試が終了した.
ということで研究室で院試の打ち上げを昨晩行った.
今朝も少し二日酔いであった.
本当に体力の低下を感じる.
昨日打ち上げに行く間に
私よりずっと若いK先生と話していて
気づいたのだけれど,
現在の学生たちは,私と
全く違う音楽を聴いて育ってきたのだ.
K先生とはロック談義をしていたのだけれど,
現在の学生たちは,あの80年代の
輝かしいロックを知らないのだ.
そう思い至ったときに,
可哀そうに,という思いと,
私と感覚が違うのも仕方がない,
という考えが浮かんだ.
彼らは,Van Halenの"Jump"も,
Princeの"Purple Rain"も,
Bon Joviの"Living on a Prayer"も
知らないのだ.
(いや,リアルタイムで聴いていないのだ)
ちょっと信じられないような気持になる.
私が高校生の頃はみな,こうしたロックに
夢中だった.
私は洋楽ファンというわけではなかったけれど,
やはり"Best Hit USA"を毎週見て,
MTVで流れる最新のVideoに興奮していた.
ロックだけではない.
Popsの80年代のあの突き抜けた明るさが
懐かしく感じる.
Michael Jacksonの"Beat it"
Madonnaの"Like a virgin"
そして大好きだったDaryl Hall & John Oates.
"Maneater"のイントロが流れると
今もワクワクしてしまう.
イギリスだってそうである.
カルチャークラブ,デュラン・デュラン,
カジャグーグーにワム!
あの時代を共有できていない人とは,
やはりなにかが違って,
どこかが分かり合えない気がしてしまう.
こうしてジェネレーション・ギャップというものが
出来ていくのだろうと思う.
しかし,現在の若い学生たちも,
ColdPlayやBlurを聴かない私たちとは,
またなにかを共有できないと思っているのだろう.
こうして同じ時代の音楽を共有するという経験は,
得難い仲間意識をもたらしてくれるが,
ジェネレーションの隔絶も引き起こしている.
ただ,混沌とした現代では,
皆が同じ音楽を夢中になって聴くということは
ずいぶんと少なくなったような気がする.
今の若者たちは私たちの年齢になったときに,
どういった昔話に盛り上がるのだろう?
(それでもFGTHなどを知らないというのが
まだ信じられない)
2008年8月22日金曜日
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