2011年10月13日木曜日

マーフィーの出現をふせげ!

トラブル続きである.

自分が起こしたもの,確認不足だったもの,
別の原因によるもの,それらが一斉に発生している.
本当にこれらの発生確率はポアソン分布に従うのだろうか.

マーフィーの法則はこのブログでも
何度か話題にしているけれど,

「トラブルが起こる可能性があるなら,
トラブルは発生する」

というような経験則である.
また,

「トーストを落とした際に,ジャムが塗られた面が
下である確率は,敷かれた絨毯の値段に比例する」

なんてものも有名だ.

結局,起こりうる失敗は起こりうるのであり,
そのとき私たちは,「マーフィーが現われた」などという.

彼の出現を防ぐためには,
毎日を注意深く生きていかなければならない.
起こりうる失敗の芽を,すべてつぶしていかなければならない.
それは安全の考え方と同様である.

機器の安全性を99.9%から,99.99%に上げるためには,
それまでにかかった費用と同じくらいの費用を要するのだ.
つまり,マーフィーの出現確率を0.1%から0.01%まで
下げるためには,これまでと同じくらいの努力が必要となる.

それでも私たちは彼の出現を防がなければならない.
いや,彼を殺さなければならない.

そのためには,Angel Whisperに謙虚に耳を傾け,
彼を出現を防ぐ努力を惜しんではならない.
いまの状況は,これらを怠っていたからかもしれない.
バタバタしている毎日の中でも,
冷静さを失わずに努力していきたいと思う.

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