研究室を訪ねて来てくれた.
彼も卒業以来,初めて大学に来たとのことで,
本当に久しぶり.
会えてとてもうれしかった.
彼は中国からの留学生で,
卒業後中国の企業に勤めているのだ.
彼も私も少し歳を取り,
そして脂肪を少しつけたようだったけれど,
外見はあまり変わりないように見え,
とりあえずは,お互いの達者を喜ぶ.
彼が勤めている企業は,
中国でも注目されている急成長企業で,
裁断機においては,たいへんなシェアを
世界的に持っているらしい.
その企業のNo.2の地位にいるというのだから,
たいへんな成功といっていいだろう.
自分のことのようにうれしいばかりである.
彼と彼の仕事の同僚の方のお話を聞いていると,
企業の理念や社員マナーの徹底,
そして戦略など,私たちが日頃中国企業に対して
抱いているイメージと全く違う.
むしろ日本企業よりも日本らしい.
だからこそ,世界的に信頼を得て,
短期間で大きく成長したのだろうと思う.
そうしたことが,話のはしばしに感じられた.
しかしなによりうれしかったのは,
L君の話しぶりや様子からして,
彼の生活は充実していると感じられたことである.
卒業生が活躍してくれるのがなによりもうれしい.
どの卒業生でもそうである.
L君のように成功しなくてもいいけれど,
毎日が充実して過ごしているのであれば
それが一番うれしく感じる.
(私も少しは教員らしい感情を持つようになったか)
ひとつ心配なのは,L君の健康である.
働き過ぎで身体をこわさなければ良いが.
次に会うのがまた楽しみである.
それまで,再見!
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