2008年10月28日火曜日

~するときに限って

火曜日は朝1番から講義がある.
だから余裕をもって自宅を出発する.
...なのだが,今日は途中で事故があったらしく,
ひどい渋滞だった.
あまりに車が動かないので,講義に間に合わないかと
覚悟したくらいである.

なんとか講義10分前に到着して事なきを得たが,
そこで思うのは,
「なんで講義のある日に限って...」
ということである.
振り返ってみると,こうして運が悪いと思うことが
とにかく我が身に多い.日頃の行いの悪さか...(笑)

ちょっと冷静に考えてみると,
こうした運が悪い出来事いうのは,
ある確率で日常的に発生していて,
私に都合の悪い条件でそうした出来事が起こる場合に,
私の記憶に強く刻まれることになっているだけなのかもしれない.
そうしたバイアスがこうした考えの原因なのか?

いや,違う.
私の海外旅行のトラブル発生率(たとえばバッゲイジロストとか)は
明らかに人のものを上回っている.
最近は私はそうした星の下に生まれたのだと諦めているけれど...

しかし,「~するときに限って~」という考えは,
誰もが経験することなのではないだろうか.
ふと,マーフィーの法則ということを思い出した.

マーフィーの法則というのは,例えば,
ジャムをたっぷり塗った食パンをカーペットの上に落としてしまう.
このとき,ジャムが塗ってある面がカーペット側となる確率は,
カーペットの値段が高くなればなるほど高くなる,
などという他愛もないものである.
しかし,これは心理的なバイアスを示している.

こうした状況になることをマーフィーが現れると呼ぶ.
だから私たちは,マーフィーを事前に殺しておかなければならない.
先に述べたような法則が本当であるならば,
計画が重大であればあるほど,
コストが甚大であればあるほど,
マーフィーの出現を防がなければならないのだ.

科学的な根拠はないだろうが,
マーフィーの法則は私たちの感覚に非常になじむものであり,
彼が出現しないよう人事を尽くさなければならないと
教えてくれるものでもある.

ことわざもそうだが,
こうした人々の生活から生まれた言葉には
真理が隠されているのだと思う.


0 件のコメント:

コメントを投稿

マンガ、アニメ、ゲームの擬人化に思う(3)~刀剣乱舞~

 以前、京都の名刹「大覚寺」を訪れたときに、玄関に男の子のポップが立っていて大変に驚いた。だって、「大覚寺」みたいに格式の高い寺社にアニメのポップが立っているなんて!ご朱印帳も以下のとおりである。 御朱印帳も膝丸エデション 「霊場」という言葉に不似合いな感じもするけれど... で...