2009年6月24日水曜日

バッハの音楽による安らぎとコスモス

忙しい.
いくつもの小さな雑務が山積している.
しかし,ひとつひとつクリアしていくしかない.
そのタスクは重要度では低いかもしれない.
優先順位をつけて仕事を行うというTipsは
よく仕事術に出てくるけれど,
あれは余裕がある状況での話ではないだろうか.

優先度が低い仕事でも,それらを
いつかしなければならないことには変わりがない.
そして,その数々の細かな仕事は,
「いつかやらなければならない」というストレスとなって,
私たちのリソースを削っていくのである.

結局のところ,できるものから片付けていくしかないのだ.
それが私の仕事術.GTDのコンセプトでもある.
片付けていくことによって,私たちの頭脳のメモリが
解放されていく.それがつまるところ効率を上げることになる.

そんなことを考えている毎日.
このような状況になるとやっぱりバッハが聴きたくなる.
今朝は,車の中で「平均律クラヴィーア 第1集」を
レオンハルトのチェンバロで聴きながら通勤してきた.
今日は始めから順番通りに聴く.
長調,短調と繰り返されていく曲を耳にしているうちに,
心が落ち着いてくる.
(村上春樹の1Q84は,この平均律クラヴィーアを意識して,
ふたりの人物の物語を交互に各巻ごとに24章の形式にまとめて
書いたということである)

以前にも書いたけれど,バッハの曲には
数学の香りを感じる.
完全性というべきか.
人間の感情を越えた清冽さがあると思う.
その数学的な調和が,私のこのカオスな生活に
安らぎとコスモスを与えてくれるのかもしれない.

昨日はバッハのオルガン曲を聴きながら帰宅した.
明日はまたマタイを聴こうか.
バッハを聴く機会は今後ますます増えていくような気がする.


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