2011年1月20日木曜日

完璧主義者は仕事を先延ばしする

完璧主義な人は,仕事を先延ばしにする.
そんな風に私は思う.

仕事を始めたら最後,
その完成度にこだわり,きっちりと
細部まで仕上げてしまう.
(神は細部に宿るのだ!)
自分がそれを行う,ということは,
その仕事に自分という刻印を押すことであり,
それは妥協を許さないことであるべきだと思っている.
そうした態度で仕事を成し遂げる.
それは完璧主義者なのだろう.

しかし,仕事は楽かといえば,
決してそうではない.
やはり適当に仕事をこなすより,
はるかに労力が大きくなる.
時間もそれなりにかかってしまう.
完璧主義者は,やはり疲労するのだ.
(好きな仕事ならば,そうではないかもしれないが,
そんな仕事は5%にも満たないのが世の常である)

そうなると,完璧主義者は
仕事を始める前に,すでに自分が費やす労力と
時間を大きさにゲンナリとし始めてしまう.
仕事に取りかかったら,彼のポリシーとして
全力を尽くさずにいられないから,
仕事を始めることをためらってしまうのである.
(だって,苦労するのは目に見えてるし)

その結果,仕事を先延ばしにしてしまう.
仕事に誠実だからこそ,優秀だからこそ,
仕事を始めることに腰が重くなり,
ついつい先延ばしにしてしまうのだ.
なんという悲劇.
真面目なばっかりに,仕事が進まず,
先延ばしにされた仕事は
ますます彼を憂鬱にさせる.
まさに負のスパイラルである.

私が完璧主義だというつもりはないが,
私も以前は同様の傾向があった.
しかし,いまではずいぶんといい加減になった.
(歳をとったからだろうか)
だから,その分,先延ばしの仕事は減ったように思う.

まずは仕事にとりかかる.
中途半端で,一旦中止しておいてもよい.
とにかく仕事にとりかかることが,
心のハードルを低くするのだ.
それには,中途半端な結果で中止していても良いと
考えるマインドの転換が必要だ.

一方,逆に,仕事を始めれば,たとえその仕事を
休止していても,頭は働き続けるものである.
そのトリガーを頭脳に与えることが重要なのだ.

仕事を一気に完璧にやり遂げる,という
欲求を抑えて,とりあえず仕事を始めるということ,
そうしたことを心がけ始めてから,
冒頭に書いたようなことはずいぶんと少なくなった,
(まぁ,今でも気が重い仕事は
先延ばしにしやすいのだけど)

案ずるより産むが易し.
完璧主義者が陥る「先延ばし」の罠から
遠ざかろう.
仕事に取りかかるための
心のハードルをとにかく低くしてみよう.

歳をとるということは,
ある意味,いいかげんになっていくということだけれど,
ちょっとは良い面もあるものだ.

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