2009年5月8日金曜日

Bach is Back!

GW中に上京したけれど,残念ながら
参加できなかったのが,ラ・フォル・ジュルネ・ジャポン
(「熱狂の日」音楽祭2009).
東京有楽町,国際フォーラム近辺で開催された
クラシックコンサートのお祭りである.
(金沢でも開かれていたのだけれど)

今年で5年目?
毎年テーマのアーティストがいる.
(いや,いない年もあったかな)
ベートーベンやモーツァルト,
昨年はシューベルトだった.

関連したコンサートが朝から晩まで
いくつも開催され,
街中でもいろいろなイベントが開かれる.
今年は71万人の参加者があったのだという.
どこにそんなクラシックファンがいるのかと
思うくらいの話である.
(一度も参加したことないのだけれど)

今年のテーマは,バッハ(もちろん大バッハ)である.

”Bach is Back!"

というのが合言葉らしい.

"Bach"は,"バック"と発音する
海外の人が多いから,これはシャレになっている(と思う).
(以前,オーストラリアの人と話していたときに
「作曲家ではバックが好きだな」と言っていて,
それがバッハであることに気づくまでずいぶんと
時間がかかったことを覚えている)

私もバッハは,大好きである.
なんでもいいなぁ,器楽曲も声楽曲も.
GW中に家族で車で出かけたのだけれど,
渋滞の中で聴いていたのが,
ブランデンブルク協奏曲1~6.
(ヴィンシャーマン,ドイツ・バッハ・ゾリステン)
イライラ感も少しは解消されていたかも.

なにか気づくとバッハが聴きたくなる.
バッハの音楽はなにか結晶を思わせる.
器楽曲はもちろんのこと,
声楽曲であっても,
混ざりけのない純粋さを感じる.
うちの奥さんは数学的と評していたけど,
確かにその美しさは数学的だ.

こうして書いているだけで,
また彼の楽曲が聴きたくなってくる.
彼が生きていた当時は,
あまり彼は人気のない作曲家だったらしいし,
その死後しばらくは顧みられることもなかったらしい.
(メンデルスゾーンが彼の作品を復活させるまでは)

それがどうだろう,現代のこの人気は.
21世紀の私たちにこれほどまでに愛聴されるとは
彼は思いもしなかっただろうなぁ.
しかし,ここまで世界に広まってしまったら,
あと100年は聴かれ続けるに違いない.
その数学的な魅力のあるかぎり.


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