2020年11月18日水曜日

ル・コルビュジエの足跡

 日本にも,ル・コルビュジエの作品がある。

上野の国立西洋美術館。

日本で唯一のル・コルビュジエの手による建築物。世界遺産にも登録されている。しかし,ル・コルビュジエ自身はこの建物の完成を見なかったとか。

彼は20世紀の最も偉大な建築家のひとりだけれども,私が彼を知るようになったのは実は私が建築に興味を持つ以前で,それはクセナキスという現代音楽作曲家が彼のもとで建築家として働いていたという事実を知ったからである。音楽側のルートから彼に辿り着いた。山の頂きには彼がいたのだ。

そんな話をきくと,ル・コルビュジエの作品からは音楽が聞こえてくるような気がする(それもかなりキッチリとした曲のような気がする)。

#いつか国立西洋美術館の「建築ツアー」に参加したい。彼のデザインした家具もいいんだよなぁ。ソファとか。

(2020年1月撮影。美術館休館前)




0 件のコメント:

コメントを投稿

春望は「しゅんぼう」と読む

 中国の人が驚くことのひとつに,日本人が漢詩を読めるということがある。レ点などを用いて日本語に翻訳して漢詩を理解する。そのことに大いに驚く人が多い。 ずいぶん以前のこと,中国の杭州,浙江大学を訪問した際に,研究室の方が西施にゆかりがある西湖を案内してくれた。そこには,蘇軾の読んだ...