2023年7月8日土曜日

アップルウォッチという免罪符

 最近,アップルウォッチをつけている人をたいへんよく見かける。もしかするとそれはアップルウォッチ風の時計なのかもしれないけれど,結局のところ黒くて四角いフェイスをした腕時計を身に着けている人が多い。テレビを見ていてもそんな芸能人が多い。時計バンドはいろいろと工夫しているようだけれど,やはり結局のところアップルウォッチはアップルウォッチなのである。

たしかにアップルウォッチは多機能で便利,そして健康増進にも役立つ(私もスマートバンドをつけているし)から,それが悪いわけではないのだけれど,みんながそれをつけていると味気ない感じがする。そしてそれが最近特に気になるのである。

私は腕時計に頓着しないので安いものしか身に着けていないけれど,腕時計自体はガジェットとして好きである。デザインだけでなくムーブメントの仕組み,精度などは気になって,雑誌やネットの記事などはついつい目を通してしまう。高級時計ももちろん好きだし,映画やTVドラマの中の登場人物がどんな腕時計をつけているかも気にしている。腕時計に気をつける人はやはりおしゃれなのだと思う。

このように私は,誰がどんな腕時計を着けているのかを楽しみにしているので,芸能人などがアップルウォッチを着けていると残念な気持ちになる。時計を選んでおしゃれをするというその人のセンスを感じることができない。あー,この人もアップルウォッチか...と思ってしまうのである。

アップルウォッチは特別なものは高いのだろうけれど,普通のものは10万円はせずに購入できる。アップルウォッチが一時期(だけだけど)オシャレだという雰囲気になったということもあって,アップルウォッチをとりあえず身に着けておけば腕時計のセンスをうんぬん言われることはない,という風潮があるのではないかと思われるのである。つまりアップルウォッチは腕時計のオシャレのセンスの免罪符になっている。それが気に食わない。いや,みんなが同じ時計を着けていても構わない,と思っている人はそもそもオシャレではないのではないかと思うのである。わたしたち一般人であればともかく,芸能人はそこらへんを気遣って欲しいなと思う。

ハリウッドのスターたちをみるとやはり素敵な時計を着けている(映画の中では演ずる役に応じた時計を,プライベートでは高級時計を)。日本でも一流スターはやはりセンスの良い腕時計を着けている。そんな彼らの「特別感」が私は好きなのである。

これだけ言っておいて,私はアップルウォッチを買うお金さえケチって,安い腕時計を着けているのだから呆れられるとは思うけれど,スターはスターであって欲しい。腕時計を見てもセンスを感じさせて欲しい。それがたとえG-SHOCKであったとしても,その人のセンスが感じられれば素敵である。オシャレの免罪符としてアップルウォッチを着けている芸能人には幻滅するのである。



#私について言えば,そもそも共通テストの監督などをする際に機械式時計をつけることなどできない。一秒たりと狂ってはいけない電波時計一択なのである(そして,おしゃれのために別途機械式時計を購入する余裕などない)。

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