2008年1月15日火曜日

バブルへGO!! ~ 学生時代の思い出 ~

先日,久しぶりにTVで映画を観た.

「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」
監督:馬場康夫,出演:広末涼子,阿倍寛,薬師丸ひろ子


2007年の経済が閉塞しきった現代から,主人公(広末)が
1990年のバブルの時代にタイムトラベルし,
バブル崩壊を食い止めようというコメディーである.

監督は,「気まぐれコンセプト」で有名な(?)
ホイチョイ・プロダクションの馬場康夫である.
私もこの監督には,ずいぶんと踊らされた(笑)ものである.
毎シーズン,スキーに行くようになったのは,
「私をスキーに連れてって」という映画の影響であったし.

バブルの時代.
それは私の学生時代である.
映画の中はちょっと脚色が過ぎたところもあったけれど,
だいたいがその当時の雰囲気をよく表わしていて,
ずいぶん懐かしく思った.

映画をみて思い出したのは,まずはポケベルが全盛期だったこと.
あのころポケベルのCMをやっていたのが,
この映画の主役である,
当時まだ幼かった広末涼子だったのだから,
時が流れたことを実感する.

次に,タクシーのシーン.
あのころ,タクシーを止めるのに
ただ手をあげるだけでは止まってくれないものだから,
手に1万円札をもってヒラヒラとさせていたものである.
六本木では札束をビラビラとさせていたとか.
映画の中でもそうしたシーンがあった.
(残念ながら私はタクシーなんて乗ったこともなかったが)

六本木では,BMW(あの頃はまだベームベーと呼ばれていたけど)が
「六本木カローラ」などと呼ばれ,ベンツやポルシェ,フェラーリでなければ,
高級車と認めてもらえなかった.

そして,映画でもパーティーのシーンがあったが,
学生主催のパーティーがあちらこちらで開かれ,
船上カクテルパーティーなんていうのも,ちょくちょくあった.
今のシーズンだとスケートリンク貸切でパーティーとか.
とにかく「バブル」だった.

そうした時代はやっぱりどこかおかしかったように思う.
今,この映画を見ても笑い話のようにしか思えないのがその証拠だ.
当時は,経済の力で日本は世界の盟主になれるのではないか,などと思う人もいた.
(アメリカの有名なビルをどんどん買収していたころだった)

異常な時代はやはり長くは続かなかった.
幻想はことごとく打ち砕かれ,そして失われた10年が訪れた.

バブルのころの笑い話ならば,ごまんとできる.
(残念ながら私はそれを外から眺めるだけであったけど)
このブログでも当時の昔話をときどきしていきたいものである.
きっと,今の学生はとても信じられない話ばかりだろうけど,
まぁ,そんな時代があったということは知っておいても損はないかな.

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