2008年1月8日火曜日

忘れるということ

今年はとにかく多くの情報に触れることを目標としている.
だから本も多く読もうと思っている.

そしてもう一つの目標は(というのもおかしいのだけど)
「忘れること」である.

最近,もの忘れがひどい.
昔は要らぬことなら覚えていた.
だが,最近は,その「要らぬこと」さえも
忘れてしまうようだ.

だから,今年はもう開き直って,
「忘れること」を目標にする.
沢山の本を読んでも忘れてしまおう.
沢山の映画を観ても忘れてしまおう.
そして沢山の音楽を聴いても忘れてしまうのだ.

忘れることをくよくよ後悔しない.
多くのことを忘れて,
それでも身体に残った知識がどのようなものになるのか,
それを確かめてみたいと思っている.

今年は,とにかく「忘れる」.
どれだけ多くの情報がこの身体の中を
通り抜けていくことになるのだろうか.
そして,何が残るのだろうか.
どんな結果になるのか,今から楽しみである.

0 件のコメント:

コメントを投稿

言葉が世界を単純化することの副作用

 人間がこれだけの文明を持つに至った理由のひとつは「言葉」を用いることであることは間違いないと思う。「言葉」があれば正確なコミュニケーションができるし、それを表す文字があれば知識を記録として残すことも可能である。また言葉を使えば現実世界には存在しない抽象的な概念(たとえば「民主主...