2010年2月4日木曜日

視力検査とおなじ

先週の金曜日,土曜日は京田辺の同志社大学で開催された
電気学会半導体電力変換研究会に参加した.
今回は,研究会開催のお手伝いの役でもあったということもあり,
残念ながらすべての発表を聞くことはできなかったのだけれど,
それでも,いくつかは聞くことができていろいろと考えることがあった.
やはりINPUTのために研究会には参加すべきである.

さて,金曜日の夜は懇親会が開かれて,
いろいろな方々とお話することができ,
楽しい時間を過ごすことができた.

最近の業界の動向や学会の活動に関する話はもちろん,
学生たちの参加もあったので,就職状況や修士論文の
進捗情報などについてもわいわいと話していた.

そこで教員同士が話していると,
どうしても指導している学生の話になる.
私なんてすぐに愚痴を言ってしまいそうだけれど,
そこはお話する方々は紳士だから,
なかなかに示唆に富んだ言葉を耳にすることが多い.

その懇親会でN大学のI先生にお伺いしたのは,
学生の指導に関わるお話.

「視力検査と同じなんですよね.
ついつい" C "の欠けている20%の部分ばかりに
目がいってしまう.
残りの80%はできているのにですよね.

学生についても,ついつい至らないところに
目がいってしまうのだけれど,よくやっている部分も
ずいぶんあるんですよね」

なるほど.
視力検査の記号にひっかけて
お話するところがうまいなぁと思うのだけれど,
確かに人を見る際に,ついつい減点法を使ってしまう.
つまりは欠点ばかりに目がいってしまうのである.

私が稽古している武道では,演武を採点する必要が
ある場合には(競技大会の審判など),
加点法でやりなさい,との指導がある.
なにができていないか,ではなく,
なにができているか,というところに注目する.
それが人を指導するものの考え方だというのである.

そうした指導は道場では受けているのだけれど,
日常においてはついつい忘れてしまう.
また,(試験の採点もそうだけれど)評価は
減点法の方が楽なのである.
しかし,やっぱり教育というのは,
楽してはいけないのだなぁ.
気をつけよう...


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