2017年5月1日月曜日

研究室公開で一般の方々に研究内容を説明する

昨日,今日と,大阪大学は「いちょう祭」という一種の学祭が開かれており,吹田キャンパスでは研究室公開がされていた.阪大への進学を考えている高校生をはじめ,近隣に住まわれている方々にも足を運んでいただいている.

うちの研究室では,来室された方々への説明は主に修士1年の学生が行うことになっている.これが学生たちにとっては良い経験となる.パワーエレクトロニクスどころか電気工学を知らない方々に自分たちの研究を理解してもらえるのは大変難しい.それを課せられているのである.

でもこれは就職活動にも役立つ(修士1年は就活はまだだけれど).就活ではほとんどの会社で,「現在の研究について説明してください」と言われることになる.しかし説明する相手は,自分の専門分野に詳しい人ばかりではない.人事の人もいるだろう.そうした人たちにもわかってもらえるように,説明することが求められる.

こうしたときに想定する相手の知識レベルは高校生程度に設定すべし,とはよく言われることである.高校の物理程度の知識で理解できるようにお話しなければならない.まぁ,今日のように理工系とは縁遠い一般の方々に説明するには,いかに実生活の例をあげて実感していただくかが問題となり,高校生どころではなく中学生レベルを想定して説明しなければならないのである.

近年,理工学者,技術者らに説明する能力が強く求められている.今日はその第一歩ということで,今日の反省を将来に活かしてもらえたら,と思う.
(でも,私もあまり自信はないのだけれど)

0 件のコメント:

コメントを投稿

ネットの書き込みは年寄りばかり

SNSというのは大変面白い。たとえば、テレビでは番組に対する視聴者の反応がわからなかったものが、今ではコメントが書き込まれることによって反応をいくぶん知ることができる。あるいはXなどへの書き込みによって、リアルタイムで感想がタイムラインにあふれることになる。そうした双方向性、即時...