ついこの前,映画「アウトロー」を観て,そこで使用されていた格闘技「キーシ・ファイティング・メソッド,KFM」が気になったと紹介したのだけれど,本屋で少し手にとってみた今月の「秘伝」(というDeepな雑誌があるのだけれど)に,なんとKFMがデカデカと紹介されていて驚いてしまった.シンクロニシティというよりも,KFMがそこまでMajorになっていたということに気づかなかった私が遅れているのだろう.
しかし数年前の「秘伝」では,たしかシラットかカリなどが紹介されていて,これからジークンドーやクラヴマガに次いで東南アジア系の格闘技が流行るのではないか,という記事だったように思うのだけれど,格闘技の世界にも流行り廃りがあるらしい.今月号は,KFMの他に,クラヴマガと詠春拳の現代バージョンが紹介されている.
流行り廃りがあるとはいえ,「秘伝」においては,システマがずっと注目されていて,その他は古流の空手や意拳などが紹介されている.昔の紙面は,全国各地に伝承されている古流武術の紹介が多かったように思うのだけれど,現在は読者が実体験をできる格闘技,あるいは心身の操作法に関する記事が多くなっているようだ.ずいぶん雑誌のスタイルも変わってきたことに気づく.
しかし,このように伝統武術,古流,そして新しい格闘術と紹介しているけれど,こうしたベクトルに興味のある人々は,スポーツとしての空手,剣道,柔道をずっと練習してきている人口に比べてどれだけいるのだろうかと疑問に思う.たぶん「秘伝」という雑誌が潰れなくて済む程度の需要を生む人口はあるのだろう.そうした人々が単なる武術オタクでないことを期待したいと思うのだけど.
2017年5月15日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
アイアンマン2
「アイアンマン」を観た あとに 「アイアンマン2」(2010年) を観た。「アイアンマン」がヒット作となり,続編が作られた。だいたい続編というのは面白さがいくぶん減るのだけれど,この続編は1作目に負けないくらい面白かった。 敵役を演じるのがなんといってもミッキー・ロークなのであ...
-
本ブログのコメントに, (電力)供給過多になるとなぜ、発電機の回転数が上がるのか というご質問をいただいたので, それについての回答を少し. (すみません,コメントいただいていたのに 気づくのが遅れました) 発電機の回転数は,個々の発電ユニットで見れば, 発電...
-
私が担当している「電気機器」という講義においては,「磁気回路」,「 直流機 」,「 同期機 」,「 変圧器 」,「 誘導機 」を取り扱う.「磁気回路」は機器ではないので,残りの4つの電気機械について学生のみなさんは勉強することになる.さてここで,「直流機」,「同期機」,「誘導機」...
-
Googleをはじめとして, 検索ツールなしでは仕事ができない, というところまで現代の私たちは来てしまった. 特に研究分野においては, 過去の研究のサーベイ,現在の市場調査, 世界の装置のリストアップなど, もう検索ツールの便利さ無しでは, 考えられない状況である. こうした状...
0 件のコメント:
コメントを投稿