先週床屋に行って髪を短くしてきた。私は結構髪の長さを短くする。横は刈り上げなので,少しイカツイ感じになる。もともと人相も悪いので,ちょっと怖い印象になる。
なぜそこまで髪を短髪にするかというと,もちろん実戦の際に敵に私の髪を掴まれないためである。髪を掴むことは通常の格闘技のルールでは反則になっていて,反則ということは実戦では有効であるということの裏返しである。髪を掴まれるとその手を外すのは結構やっかいで,掴まれた方としてはなかなかのピンチとなる。なので,軍隊やその手の人たちは短髪が多い(それだけが理由ではないけれど)。私もそのために短髪にしている。
それが理由というのはもちろんウソで,本当は床屋代をケチっているからである。短くすれば床屋に通う間隔を長くできるので,年間を通すと散髪代を節約できる。床屋もなかなかの費用だから(とはいえ,美容室で髪を切るより安価だけど),私にとっては大事なことなのである。
そして,頭の横を短く刈るのは最近その部分の白髪が目立つからである。こめかみからもみあげへと目立つ白髪は,杜甫の漢詩「春望」に詠まれるくらい,そう「霜鬢」と呼ばれるくらい老人の象徴であるので,私の老け具合もとりわけきわだつことになる。そのために左右を刈り上げて白髪を短くするのである。
始まりが短髪なため,髪が伸びてくると頭の脇の部分の髪が横に突き出しはじめて,これまた老人の髪形になるのが悩みごとである。これが目立つ前に髪を切ることができればよいのだが,そうはいかないのが財布事情。あぁ,トム・クルーズかダニエル・クレイグの髪形に整えられるのはいつのことだろうか...
いつか白髪を染めなければならない日がくるかもしれない(まぁ,髪が残っていたならば,ということだけれど)。そのとき,どんな髪型が私に似合うのだろう。
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