ホテルに宿泊した際に,大きな鏡に自分の上半身の裸を映した姿を見た。
「あー,ジジイのからだだ」
とため息をついた。身体は老いを隠せない。
筋肉量が減っているのは一目でわかるし,腹もダルマのような洋梨の形がはっきりしている。そしてなによりがっかりしたのは首から僧帽筋,そして鎖骨へとつながる部分の骨骨しさ。肉が落ちて,骨とスジが目立つようになっている。まさに老人の身体だ。
筋肉量は,年を取ってからでも多少なりとはカバーできる。しかし,首筋などの肉(脂肪?)の落ち方はどうしようもない。女性などでも同じだけれど,年をとると首筋が目立つようになってしまう。
私の場合,首筋の肉はみな下腹に落ちてきたようで,ダルマ腹が醜く目立つようになっている。昔の写真をでもそのような体つきの老武道家をみることが多いのだけど,私はそうした体つきになるのが嫌で嫌でしょうがなかったのに...見事になってしまった。悲しい。
首筋だけでなく,手の甲も老いを感じさせる部分である。私の手の甲はまだ肉がついている方だとは思うのだけれど,女性などは如実にそこに老いが現れる。ここも今後どんどんスジばっていくのだろう。
身体のそこらかしこに老いを感じる。スタミナ,力,などは当然だけれど,見た目もどんどん変わっている。かっこよく年をとることって,なんて難しいのだろう...
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