2017年8月9日水曜日

電気の人の仕事って,なにをするの?

夏休みに入り,大学では高校生向けの企画が目白押しである.
高校生向けの体験授業や実験,そして明日は大阪大学工学部のオープンキャンパスである.高校生のみなさんが大学に入ったらどんな雰囲気の中で勉強・研究をするのか知るのに良いチャンスである.

しかし,電気系というのは高校生にあまり人気がないらしい.
その理由について研究室の学生のみなさんと話していたのだけれど,自分が大学生となって電気の勉強や研究をしている姿を想像しにくいからではないか,という話が出た.

たしかに,化学系であれば白衣を着てビーカーやフラスコを片手で振っている姿がすぐに思い浮かぶ.機械系だって作業服を着て旋盤を回すとか溶接をするとか,いやいや今だったらロボットなどを想像するかもしれない.建築系だったら製図板の前で図面を引いているとか,そんなイメージが電気系には持ちづらい.せいぜいハンダごてで電子工作をしている姿だろうか.

ハンダゴテを握る研究をしているのは電気系の中でもたぶんわずかで(そのわずかな研究室のひとつが私が所属しているパワエレの研究室なのだけれど),大体は物性系,すなわち材料・化学系,あるいは情報・通信系,そしてシステム・制御系ということになり,パワエレのようにハンダゴテで電子回路というイメージからは遠い.

ひとつの有力は就職先である電力会社のイメージにしたって,作業服を着て電柱に登るCMの影響が強く,あまり憧れを持つ人が少ないのかもしれない.

でも,電化製品,電気自動車,鉄道など電気を使うところに電気専門の人はいるのである.イメージはしにくいけれど,そしてその現場現場で働き方は違うけれど,電気の研究者・技術者は大いに活躍しているのである.

そんな話を高校生にしたいのだけれど,なかなかそれも難しい.機械系のように目に見える形でアピールする研究が少ない.動くものがない.だれが電圧の波形が正弦波になったといって喜んでくれるだろうか...

パワエレは縁の下の力持ちなのだ.でもなんとか人気が出るように努力したいと思っている.どなたか良いアイデアをお持ちではないだろうか...

2017年8月8日火曜日

ウルトラセブン放映の50年前,世界人口はまだ30億人だった

今年はウルトラセブンが放映されて50年という記念の年らしい.実は私はウルトラマンシリーズの中で最もウルトラセブンが好きなのだ.もちろん放映当時のものを観たわけでなく,当然再放送を観たのだけれど.

ウルトラセブンの最終エピソードは「史上最大の侵略」で(前後編で2話構成),それはそれは名作で,

ダン「僕ねぇ,注射が嫌いなんだよ」

と子供に言うシーンや,アンヌ隊員に

ダン「僕は,僕はね,人間じゃないんだよ.M78星雲から来たウルトラセブンなんだ!」

 と言った瞬間,アンヌの向こう側からライトが当たり,アンヌのシルエットが浮かび上がる.そして音楽は,シューマンのピアノコンチェルト冒頭が始まる...

ダン「びっくりしただろう?」
アンヌ「ううん。人間であろうと,宇宙人であろうと,ダンはダンで変わりないじゃないの.例えウルトラセブンでも...」
ダン「ありがとう.アンヌ」

この名シーン.結局,止めるアンヌを突き飛ばして(!)セブンに変身するダン.自分の命をかけて戦うセブン.シューマンのピアノコンチェルトの第一楽章の盛り上がりの部分が怪獣との戦闘シーンに流れるというこのすごい演出.ウルトラシリーズの中でも屈指の名シーンではなかろうか.

とこの話はまた別の機会にするとして,なぜ「史上最大の侵略」というタイトルかというと,ゴース星人が地球上の全人類「30億人」を人質にとった侵略だったからである.30億の人類はゴース星人の奴隷となるか,誇りをもって戦うか,そうした選択を迫られるエピソードだからなのである.

ここで「30億人」という言葉にひっかかった.これが今回の記事のテーマ.
今,世界人口は優に70億人を越えているはず.たった50年,たった半世紀の間に40億人以上人口が増えているということなのだ.365日*50年 = 18250日の間に4,000,000,000人以上増えたっていうことは1日あたり22万人ずつ増えている計算になる.

これって異常じゃないかとさすがに思う.ドラえもんのバイバインじゃあるまいし.
2100年には112億人になるって予想が本当ならば,やっぱり人類は滅びるのではないかと思う.どこかで人口を減少させる機構がはたらくような気がする.それはとっても恐ろしいことなのだろうけれど.

「ウルトラセブン」の描く未来は,テレビ電話など現在実現しているのも多いけれど,人口の見積もりは大きく間違っていた.しかし,だれが人口が倍増するなどと思えただろう.だが着実に人口は増え続け,世界に危機がせまっているのは間違いない.今,SFで未来を描くとしたならば,それはかなりブルーなものになるしかない.

2017年8月3日木曜日

ブービーバードは何処へ行ったのか

私は黒いリュックサックを仕事で使っている.最近は手提げバッグでなくリュックサックの人も多くなってきた.マナー違反という意識も薄くなってきたのだろう.私の場合,腰が痛くなるので,このままリュックサックで失礼したいと思っている.

しかし,黒いリュックサックを担いでいる人は多く,懇親会のときなど椅子の上に置いておくと,他人のものと区別がつきづらくて困ることが多い.そこで,私のバッグには銀色の大きなアクセサリをつけていたのだけれど,今日それがなくなっているのに気づいた.あーぁ,結構お気に入りだったのに,どこで落としたのだろう.

今回落としたものは,鳥の形のものがカラビナになっているもので,ちょっと見ペンギンなのだけれど,実はブービーバードという鳥のものである(日本語ではカツオドリというらしい).

CHAMSという,いかにもアメリカ的なブランドのマスコットキャラクターなのだけれど,そのカラビナを取付用のリングごと無くしてしまった.どこかに落ちていないだろうか?ちょっとショック.また何か目印になるチャームをつけなければなるまい.

うーん,本当にどこへ行ったのだろう?

2017年7月31日月曜日

慈眼温容を思い出す.

ふと鏡を見て,眉間にシワを寄せていることに気づく.
どうも最近,心の状態が悪い.呼吸も心なしか浅い.
心の修行が足りないということなのだろう.

自分の最高のパフォーマンスというのは決して過度の緊張から得られるものではない.
真のリラックスこそ必要なものなのだ.

「慈眼温容」

私の合氣道の先生が,その合氣道の先生よりいただいた言葉である.
もう何度もこのブログに書いているけれど.

私もこの言葉をもう一度受け止めて修行していきましょう.

2017年7月27日木曜日

老後の楽しみなんてない

今日,歩いていると後ろで誰かが転んだような音がした.振り返ると柱の向こうに誰かが倒れているようだった.すぐに駆けつけてみるとおばあさんが手で押すカートとともに倒れていた.

幸い,そこは阪大病院の玄関前だったために,すぐに警備員がやってきてトランシーバーで救援を求めてくれた.おばあさんの意識はなく,足が突っ張っていた.いびきをかいていると警備員の一人が言っていたので,脳梗塞かもしれない.

そのうちに看護婦さんがストレッチャーをもって駆けつけてきてくれた.家族の人も気づいて寄ってきてくれて,心配そうに声をかけている.

何十年も生きてきて,人生の最後がこんな感じだったらどうなんだろうと,こうした場面に遭遇すると思ってしまう.今日,こんなことが起こるなんて昨日思うことがあっただろうか.いや,倒れる10秒前にだって,こんなことが起こるなんて思いもしなかったに違いない.

しばらく前から,私は「老後の楽しみ」というものを考えないことにしている.楽しむのであれば今である.私には「老後」なんてないかもしれないのである.

そしてそろそろいつ「向こう」へ旅立ってもいいように準備を始めようと思っている.いわゆる終活である.いつその瞬間が私にもやってくるかわからないのだから.毎瞬間,毎瞬間,ロシアンルーレットで引き金を引いているのと変わりがないかもしれないのだ.

2017年7月26日水曜日

シードル,HardでBitterな.

蒸し暑い日々が続いている.
こんな寝苦しい夜には,キリリと冷えたシードルがピッタリ.それも甘いやつじゃなくて,ビターでからい奴.喉越しがスッキリする.

暑すぎるとビールでさえ口に重たくなる.ビールのコクが濃厚すぎるのだ.
冷たい白ワインもちょっと重い.あの甘みが口の中に残ってしまう.
もちろんビールも白ワインも夏には欠かせない飲み物なのだけれど,暑さも度が過ぎるとどちらも重すぎると感じられるようになる.

そんなときにぴったりなのがシードル.
シードルはあまりメジャーじゃないのだけれど,リンゴの発泡酒である.

私は昔からこのお酒が大好きなのだけれど,20年ほど前にはニッカから発売されているシードルのスイートとドライの2種類しかなかった(少なくとも近所ではその2種類しか売っていなかった).近くのイオンでも昔は売っていたのだけれど,この数年は売棚にその姿を見かけることはなかったように思う.

それが最近,キリンが新たにシードルを販売し始めたようだ.ハード・シードルという名称で,味はドライ.キリリと喉越しもよい.最近ハマって何本も飲んでいる.量は300ml以下でアルコール度数も4.5%なのでちょっとリラックスするのにちょうどいいのである.

夜帰宅し,冷蔵庫を開けてシードルを取り出す.そして栓をあけてビンをラッパ飲みする.これがたまらない.口の中がキューっと締まる.甘くなく,濃厚さもない.蒸し暑い夜にピッタリの飲み物だ.

どうしてシードルはメジャーじゃないのだろうと思っていたけれど,先日ラジオで今年は「来る」と言っていた.ヨーロッパではビールよりも庶民的だという国もあるとか.
ちなみにアメリカやイギリスではシードルはサイダーである.
日本でももっともっといろいろな種類が販売されたらいいのにと思う.

2017年7月25日火曜日

40度以上の気温の中,いかにして人は37度以下の体温を維持しているのか

近年,やはり異常気象なのか,地球温暖化の影響なのか,体温を越える気温,たとえば37度とか39度とか,高温になるというニュースを見聞きする.そのたびに私は疑問に思うことがある.

40度の気温の中で,人はいかにして37度以下の体温を保つのか

ということである.
周囲温度が40度であれば,40度の恒温槽の中にいるようなもので,身体の周囲からは常に熱が侵入してきて,最終的には体温は40度に収束することだろう.

しかし,しばらくの間であれば人間の体温は37度以下の体温を保っていることができる(そうでなければ40度近くの気温の地方ではもっと多数の病人や死者が出ているだろうから).

その原因について考える.

1.熱容量.
物体にはそれぞれ熱容量があり,それは人間の身体にも当然あるから,入熱にしたがって体温が上がっていくけれど,その上昇には時間がかかることになる.その間はそれなりの体温を維持できることになる.

しかし,お風呂の中に落とした氷がいつかは溶けるように,体温もいつかは40度の気温と同一の温度に収束していくはずである.ただ人間の体内には大量の水があり,水の熱容量はたいへんに大きいから,それなりの時間がかかるということなのだろう.温度上昇のカーブをいつか計算してみたいものである.

2.気化熱
40度の周囲温度の環境で,私たちの体温を下げる機構があるとしたならば,それは汗をかくということだろう.その汗は気化するときに身体から熱をうばっていく.このとき奪われる気化熱によって体温が下がることが期待できる(呼吸においても,気道などの体内で気化熱による冷却が行われていると思われる).

しかし,身体の表面積から計算される入熱の大きさを考えると,いったいどれだけの水を身体から蒸発させれば,私たちの身体は37度以下の体温を維持できるのだろうか.いつか計算してみたいけれど,なにかすごい量の水が必要な気がする...

また,気化熱が身体の冷却機構であるならば,周囲の湿度,風況などが大きく影響するはずである.湿度が高ければ汗は乾かないし,逆に風がふけば涼しく感じるのは気化がさかんに行われるからである.一方最悪,お風呂の中にいたならば,熱伝導による熱侵入は大気中よりもはるかに大きいだろうし,汗をかいたとしても気化熱による冷却はお湯からでている首から上の部分でしか働かないはずである.つまり,お風呂に入ってのぼせるのが,熱中症になる最悪のケースということになる.

40度近くの気温の中,熱中症にならないためには大量の水の摂取と,汗をかく工夫が必要だ(運動してはだめだけど)ということなのだろう.こうして考えると,一番楽なのはやっぱりエアコンの風にあたることだということがよく理解できる.


2017年7月24日月曜日

頭痛の原因は...風邪か熱中症か,それが問題だ

昨日,朝,目が覚めると頭痛がした.
疲れがたまっているのかと思い,もう一度寝直す.
午前10時過ぎに目を覚ます.起きるとやはり頭痛がした.
そしてそれは朝よりもひどくなっていた.

風邪なのだろうか.この暑いのに?
そこで,はたと思い立った.もしかして熱中症か?
暑い昼間に,冷房もつけずに寝ていたのだから熱中症の可能性も十分にある.
そう思ってまずは水を飲んだ.
しかし,結局体調は回復せず,また横になった.
そしてまた眠る.暑い中にまた眠ることができたのだから,
結局のところ疲れていたというだけのことなのかもしれない.

原因は結局わからずじまい.
ただ午後からエアコンをつけて冷えた部屋で休んでいると幾分体調が良くなってきた.だから熱中症だったのかもしれない.頭痛持ちの私としては,その原因が熱中症か,風邪か,そしてあるいは脳梗塞か,いつもビクビクしながら過ごしている.そして,今回は,
暑い夏,水分補給の不足が命取りになるかもしれない.ひどい頭痛に耐えながら,本気でそう思った.

2017年7月22日土曜日

ファイナルマスター,師父,The Final Master

先日,テレビでトム・クルーズの「ミッション:インポッシブル2」が放映されているのをチラリと見た.トム・クルーズはまだ若くて,またいつも通り全力疾走していたけれど,どうも私には気乗りがしない映像だった.

なにが違和感があったのかといえば,アクションシーンの人のやられかたである.見事にバレバレのワイヤーアクションであって,カンフー映画を見ているのかと思うくらいである.はっきりいってダサダサである.かっこ悪い.そして,これみよがしに飛び交う白い鳩がウザい.演出がキモい.この鳩を見てこの映画の監督がジョン・ウーであることを思い出した.彼の映画は私とは相性が悪いらしい.

いや,この映画はたぶん2000年くらいの作品だったと思うけれど,このころは香港のフィルム・ノワールなどと言われていて,その頃こんなアクションがはやっていたのかと気づきがっかりした.いまからみると,全然ダメである.フィクションすぎる.「ミッション:インポッシブル」はこのあとのシリーズの方がずっといい.

カンフーアクションは,「マトリックス」シリーズと「グリーディスティニー(Crouching Tiger, Hidden Dragon)」で頂点に達し,その後急速に陳腐化が進んでしまった,と思っている.いまとなっては,人が空を飛んでジャンプするシーンがあったりすると,あまりにもファンタジー過ぎて,すぐにひいちゃうくらいである.それほどカンフー映画は衰退した.

一方,ハリウッドの戦闘アクションは,いかにリアルに見えるかが主流になってきている(もちろん演出はあるのだけれど).「ジェイソン・ボーン」シリーズ,「ジョン・ウィック」シリーズ,そして同じトム・クルーズでも「ジャック・リーチャー」シリーズなどを見れば一目瞭然,実際にある格闘技をベースに,リアルっぽさを追求している(そして華麗さ,「痛そう」さを追求している).フィクションの最たるものの一つであるバットマンでさえ,KFMという格闘技を使っているのだ.そうしたものに目が慣れてしまった私達には,ワイヤーアクションを用いた戦闘シーンなんて白けて見えてしまうのも当然である.

しかし,しかしである.カンフー映画の復権を感じさせる佳作を観てしまった.それは,

ファイナルマスター (師父,The final master)」(2015)

である.監督はシュ・ハオフォン.彼はあの「グランド・マスター」の脚本・武術顧問だったとのこと.どおりで,ストーリーは難解複雑.「グランド・マスター」同様わかりにくい.だから,ストーリーはあまり紹介できないけれど...とりあえずまとめると,

第二次世界大戦前,詠春拳を学んだ最後の熟達者である主人公が天津の町に出てきて,道場を開いて詠春拳を広めようとするのだけれど,弟子を育て天津の道場をいくつも破ることを条件に出される.主人公は天津で妻を娶り,弟子をとり,道場を開くためにいろいろと画策するのだけれど,そのうち軍を巻き込んだ策略に飲み込まれていくというお話.

まず,主人公の佇まいが本当に素晴らしい.リャオ・ファンという役者らしいが,ずいぶん武術を練習されたのだろうと推測される.かなり好印象.ファンになってしまった.調べてみるとベルリン国際映画祭で主演男優賞も受賞している実力派らしい.座っている姿,立っている姿がいい.野望を抱いているが,しかし優しく,そして過去を背負っている,そんな男を正面から演じきっている.

そして奥さん役の人がいい.社会的に差別されている美しい人という設定で,主人公に徐々に惹かれていくところがよく伝わってくる.素敵な女性だ.

他にも天津の武術界の長老やそれを引き継ぐ女性武道家など,芸達者な人たちが作品のクオリティを高めている.

そして特筆すべきはアクションである.たいへんにおもしろい殺陣で,実にリアリティがある.技が速すぎてよく見えなかったりするのだけれど,何度も見直す価値がある映像である.私がカンフー映画に期待するのは,「これだよ,これなんだよ」と指を指して言いたいアクションなのだ.

この映画では徒手格闘ではなく,武器術での戦いがメインなのだけれど,本当にいろいろな武器が出てきて,それを見ているだけで楽しい.そして興味深い.これを監修した人は(監督らしいけれど),よほど幅広い知識をもっていることは間違いない.ちなみに主人公は詠春拳なので八斬刀をメインに使っている.

この映画は,ストーリーよりもアクションを楽しむべき映画なのは間違いないのだけれど,それだけでなく,役者が醸し出している雰囲気,佇まいを楽しむ映画である.そして,カット,撮影法も正統派で,どのシーンも美術的に素晴らしいということもぜひ付け加えておきたい.

★個人的には5点満点中4.8点である(減点は,ストーリーの難しさと,弟子の恋人のダサさで-0.2点)

#舞台の天津というのは武術が盛んで,人々の気がかなり荒かったと言われている

2017年7月20日木曜日

パワエレ動画募集中! --- 電気学会 半導体電力変換技術委員会 コンテスト始まる ---

パワエレ」と聞いて,その内容が思い浮かぶ人は本当に少ないんじゃないかな.「パワエレ」は「パワーエレクトロニクス」の略で,電子工学(エレクトロニクス)で電力(パワー)を制御しようとする工学なのだ.

実は私たちの身の回りはパワーエレクトロニクスであふれていて,たとえばエアコンや冷蔵庫,炊飯器,そしてノートパソコンや携帯電話の充電器など,パワエレが使われていない電気製品なんて見つけるのが難しいくらい.

もちろん発電所から私たちの家庭まで電力を送る「送電」,「配電」という電力分野でも大きな役割を果たしているし,工場のモータの多くはパワエレで制御されている.電車だってそうだし,最近では,電気自動車,ハイブリッド自動車だってパワエレで動いているのだ.

でも「パワエレ」は,だいたい人の目に触れにくいところにある.技術が進めば進むほど,高機能になるけれど,どんどん装置のサイズは小さくなり,重さも軽くなり,ますます人の目から隠れてしまう.縁の下の力持ちといえばかっこいいけれど,正直もう少しだけ陽の当たるところに出てきて,みなさんの注目を浴びてほしかったりする技術なのだ.

そこで,電気学会のパワエレの人たちは考えた.
パワエレの良さ,面白さがわかってもらえる装置を作って,その動画を上げてもらったらどうだろう,と.どんな装置でもいいから,おもしろいことができたらその動画をUPしてもらって,他の人たちにパワエレの面白さをアピールしてもらいたい.そしてまた刺激を受けた人たちが,別の装置を作って面白い動画をUPして欲しい.私たちには思いつかなかったようなアイデアが出てくるかもしれない.

そんな期待をもって,パワエレの動画コンテストが始まりました
(ということで,電気学会半導体電力変換技術委員会に所属する私もお手伝いするべくこの紹介記事を書いています)
賞金もでるようです.
アイデア勝負なので,だれでも賞金獲得のチャンスがあります.
詳細は下記のURLに載っています.
一人でコツコツやる電子工作に飽きた人,ぜひぜひご参加をお願いします.
もちろん,大学,高校,中学,高専のみなさんもお待ちしております.
もしもまた進展があったら,このブログでもご紹介したいと思います.

■電気学会 産業応用部門 半導体電力変換技術委員会
パワーエレクトロニクス動画コンテスト  応募要項ページ

http://www2.iee.or.jp/~dspc/movie.html

※ 海外のパワエレ研究者もいろいろと動画をUPしているので機会をみて紹介してみたいと思います