2010年9月15日水曜日

電気工学に追風が吹いている~ECCE2010 Plenary Session

ECCE2010のオープニングの
プレナリーセッションは,
CO2削減,エネルギー消費低減,
機器の効率アップ,という話ばかりだった.
(シュナイダー・エレクトリックや
イートンによるスマートグリッドを絡めた
機器の話が中心だった)

昨年の,テスラ・モーターズや
IPCCによる温暖化の話とは
少し話題が変わりつつある.
やはりオバマ政策のせいか,
この分野に追い風が吹き始めていることは
確かなようだ.

イートンの副社長がこう言っていた.

「あなた達の中に電気工学者はいますか?」


(もちろん会場のみんなは挙手)


「それは素晴らしい.
あなた達は世界を変える機会がある」

そのとおり.
電気工学者はこれから世界を変えなければならない.
持続可能な社会へと変化するための
テクノロジーを開発し続けなければならないのである.
特にそのキーであるパワーエレクトロニクスの
研究者は中心となって活躍しなければならない.

各プレゼンタの講演内容は新味の
あまりないものだったけれど,
世の中がその方向で動き始めているということが,
このプレナリセッションでよく実感することができた.

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