2008年11月11日火曜日

本格的な風邪,心の持ちようで治す

いやどうも,風邪が本格的になってきた.
鼻水も頭痛もかなりひどいし,
関節まで痛くなってきた.
これは,かなりまずい.
今日の講義もマスクをして行う羽目に.
学生のみなさん,すみません.

風邪というのは,やはり心理的な影響が
大きいように思う.
いえいえ,仕事が嫌だからひくというわけではなく(笑),
「風邪をひいた」と自分でそれを確認することによって,
風邪の度合いがますますひどくなっていくような気がする.
本当は,風邪が進行することによって,
そのように感じるのかもしれないけれど,
実感的には,自分の心が先で,
身体があとから風邪になっていくような気がするのである.

この逆も良く経験する.
私は見てのとおり身体が子供のころから弱かったので,
よく風邪をひき,熱を出して寝込んだ.
親が,これはどうしようもないと医者に連れていくのだが,
病院に行って診てもらって帰ってくると,
症状は俄然良くなり,ケロっとしたりしている.
医者に診てもらい,薬を出してもらったことで,
子供は安心して,風邪が治ってしまうのである.
これこそ心の働きである.

こう考えると,今の私も,
あの医者に診察してもらったときのように,
安心さえすれば風邪が快方に向かう気がする.
自分に暗示をかけて,
子供のころ,病院に行って帰ってきた時のような
安堵感を得ることができればいいのだ.

昔,どこかのタレントが風邪をひかないコツは,
自分が風邪をひいたことを絶対に認めない,
と話していたことを覚えているけれど,
これも一理ある気がする.
ただし,風邪を否定することによって
逆に「風邪」を意識せざるを得ないのが
問題と思われるけれど.

心の持ち方を変えると,
ずいぶんと身体も楽になってきたような気がする.
風邪は心と体の偏りを直すために,
ひくものであるというのであれば,
その原因が取り除くことができたら,
もはや風邪である必要はない.
とにかく,今の風邪を治すことにしよう.

#風邪をひくと無性に腹が減る.
これは私だけなのかな?

0 件のコメント:

コメントを投稿

言葉が世界を単純化することの副作用

 人間がこれだけの文明を持つに至った理由のひとつは「言葉」を用いることであることは間違いないと思う。「言葉」があれば正確なコミュニケーションができるし、それを表す文字があれば知識を記録として残すことも可能である。また言葉を使えば現実世界には存在しない抽象的な概念(たとえば「民主主...