2009年1月8日木曜日

海外の作品を読もう

昨日は都合により,ブログの更新は
できませんでした.
今年もこういうことが少なからず
あると思いますが,あしからず...

さて,今年の目標は多読であるとしたけれど,
最近特に海外の作品に目が向いている.

いろいろな科学や社会の解説本もそうだし,
もちろん小説もそうだ.
ただし原典ではなく,和訳を読む.
(たまに,英語の科学の本なども読みますが)

なぜ海外の作品に目がいくかというと,
そこには,和訳される段階で一度
セレクションが行われているからである.
そもそも面白い作品でなければ,
あるいは重要な作品でなければ,
和訳はされないのである.
すなわち,和訳されている作品は,
それなりに定評のあるものばかりということである.

イチローはTVドラマは
評判の良いものだけをレンタル屋さんで
借りてみるのだそうである.
面白くないものを借りて時間をつぶすということが
もったいないそうだ.
その気持ちが最近よくわかるようになってきた.

今年もたくさん読もうと思っている小説については
特に最近海外のものが
面白く感じられるようになっていて,
たとえば,レイモンド・カーヴァーなどが
私のお気に入りである.

小説ともなると,訳者の感性がフィルタとなって,
いろいろ問題もあるのだろうが,
それが逆に魅力となっている部分もある.

また,訳者をセレクターとして考えて,
たとえば柴田元幸が訳した作品であれば
面白いに違いない,ということで
新しい作家に触れる機会も多くなった.
最近はこうした訳者フォロワーなどという読者も多いと聞く.

もちろん逆に自分の感性に合わない
文体を持つ訳者もいて,
昨年読み始めた「私をはなさないで」(カズオ・イシグロ)は
それが理由で全然ページが進んでいない.
もしかして原作からそうした文体なのかもしれないが...
(原作にもいつか触れてみよう,と思うのも
海外作品の魅力のひとつかもしれない.
ただ最近全集が新潮社から出た
ガルシア・マルケスなどは原作はスペイン語あたりだろうから,
和訳でなければとても読めない)

小説に限らずいろいろな分野で,
また種々の国々のいろんな作品がどんどん訳されている.
これらをどしどし読んでゆこうというのが今年の目標である.





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