2009年1月6日火曜日

多読への再トライ

新年にあたり,今年の目標を.

仕事については,いろいろあるので省略.
とにかく精進いたします.

さて,それではその他の目標の中から一つ.

まずは,とにかく本を多く読むことである

昨年もこの目標を立てたのだけれど,
途中で挫折してしまった.
結局昨年読んだ本は30冊は
いかなかったような気がする.
平均して1週間に1冊も読んでいない.
目標をあげたわりに少ない.
悲しい...

最近気づいたのだけれど,
私は本を読むのが実は遅いらしい.
雑誌を購入しても1冊を読むのに
ずいぶん時間をかけている.
専門書などであれば,
ある程度スピードを飛ばして読めるのだけれど,
小説となると俄然ペースが落ちてしまう.

中には途中から読み進めたくなくなるような小説もある.
それは内容が面白くないから読みたくなくなるものあるし,
文体が,リズムが,私の身体に合わないから
読みたくなくなるものもある.

そうした本は時間の無駄だから
読まずに捨ててもいいかとも思うのだけれど,
お金を払って購入した本だったりすると,
やっぱりもったいなくて読んでしまう(貧乏根性!).
もうこうなると,遅遅として
全然ページが進まなくなってしまうのである.

しかし,ごくたまに内容が面白過ぎて
読み進めるのをためらってしまう小説もある.
今,その状態にあるのが夏目漱石「こころ」である.
この場合,「面白過ぎて」というわけではなく,
「悲しい結末にたどり着きたくない」からというのが正しい.
この小説は,最初に「先生」と呼ばれる人の
悲しい結末が暗示されている.
そして,その最期にむかって小説は淡々と
「私」の視線で語られていく.
それがもうつらくなってきてしまったのである.
だから読み始めて数か月経つのに,
まだ3分の1くらいしか読んでいない.

実は,夏目漱石の小説を読むのは
今回が初めて(!)なのだけれど
(学生たちには,教養を身につけろと言いながら,
恥ずかしい限りである),
その語り口の良さに,どんどん引き込まれている.
どうもこの小説の文体は私に合っているらしい.
読み進めたいのに,ためらってしまう.
でもこの先の展開が気になって仕方がない...
そんな矛盾した状態なのである.


しかし夏目漱石をこれまで読んでいなかったことは
逆にいえば幸いである.
この歳になって,こうした面白い小説に
初めて出会えるのだから.

今年はとにかくいろいろな本を読んでみたい.
またこのブログでもご紹介することがあるだろう.

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