オープンキャンパスであった.
最近は,オープンキャンパスが大変
大がかりなものになっている.
これはやはり学生数が減少していることへの
危機感かと思う.
幸いにして,天気にも恵まれ,
本日の参加者は例年になく非常に
多かったようである.
ありがたいことであると思う.
まずは興味をもっていただけるということが
大切なのだと思う.
10:00~17:00の間,研究室で
見学に来る高校生を相手に,
パワーエレクトロニクスとはなにか,
分散電源への応用とはどんなことを考えているか,
などを説明した.
たぶん伊瀬研究室の見学者は
100名を越えたのではないかと思う.
結構大変だった.
(とはいえ,説明は9割方,助教のK先生に
お任せしたのだけれど)
大阪,奈良,京都,兵庫の高校生だけでなく,
三重,広島,山口,福岡とずいぶんと遠くから
見学に来ていただいた方々もあった.
大阪大学がその努力に見合うだけの
魅力的な学校に映ったのであればうれしい.
私学のオープンキャンパスのニュースなどを見ると,
お土産から,推薦文の書き方の講習,その添削と,
まさにいたれりつくせりの大学もある.
こうした大学からみると大阪大学はかなり
サービスが悪いように感じるかもしれない.
しかし,教員の側からは精いっぱいの対応をしているのである.
研究内容の説明の一生懸命さは負けないつもりである.
さすがに終わりごろになると疲労もたまっていたけれど,
まっすぐに質問をしてくれる高校生の姿をみると,
そんな疲れも吹き飛ぶものである.
いいなぁ.
あのような純真さをもってずっと勉強していったら
どんなにすばらしい研究者,技術者になるのだろう.
大学に入って,スポイルされていくのだろうか...
そうはならないように,
彼らの好奇心を惹き続けるような講義を
していきたいものだと思う.
彼らの純真さは本当に宝物のようにすばらしい.
それがより輝くよう,大学の講義は
素敵なものでありたいと思う.
そうした努力が実れば,
大阪大学はずっと魅力的な大学であるに
違いない.
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