2009年8月25日火曜日

城ブーム?

夏休みもそろそろ終わりである.
うちの息子の学校は,インフルエンザで1学期,
数日休校になったために,9月になるのを待たずに,
2学期が始まることになっている.
夏休み最後の数日間が宿題と格闘する修羅場の
みなさんにはつらい年なのだろうなぁ,と思う.

私が小中学校時代には,やっぱり夏休みの宿題は
最後に追い込むタイプであった.
夏休みが始まった直後は,毎日意気込んで
宿題に取り組んでいたものだけれど,
数日もすれば,三日坊主を絵に描いたようなもので,
すぐにだらけてしまっていたのだった.
計算ドリルや図画,読書感想文などは
数日で終わらせることができるけれど,
なによりも頭が痛かったのは課題研究,自由研究である.

私はどんな研究をしてきたのか,
あんまり覚えていない...
中学校時代は友達と一緒に,
運動をすれば吐く息の二酸化炭素濃度があがるかとか,
(これは計測方法に問題があった)
ピーナッツを燃やしてビーカの水を沸かすことができるかとか,
(これは一粒で沸く.小豆や大豆では沸かなかった.
脂質のカロリーが異なるのである)
そんな半分遊びの研究をしていたように覚えている.

小学校時代だとほとんど記憶がない.
ただ6年生のときは,友達と一緒に
蛍光灯とラジオが一緒になった電子工作をした.
(しかし,ほとんど友達が作ってくれた)
そしてその他に,なぜか「城」の調査研究をした.
なぜその年に「城」について調べてみようと思ったのか
全く思い出せない.
しかし,全国の城を調べて,山城やら平城やらと
タイプをしらべ,建築された年代で分けたりして,
結構詳細に資料にまとめたのである.
今思うと,なぜそんなことをしたのか全然理解できない...

しかし,現在,戦国武将ブームとともに,
城ブームが起きている.
そんなブーム知らない,ということなかれ.
ひこにゃんや,女性の戦国武将ファンだけではないのだ.
最新号のデザイン雑誌「pen」は,なぜか戦国武将特集だし,
9月号の「Real Design」も城特集だった.
一体,どうなっているのだと思う.

確かに,「城マニア」と呼ばれる人は少なくはない.
この研究室にも一人学生がいるし(とっても詳しい),
自宅に,大変な大きさの城の模型を作っている人なども
テレビで取材されているのも見たりした.
たとえば,プロレスラーの藤波辰巳選手も城マニアで,
MONOマガジンかなんかで城に関する連載をしていたはず.
しかし,メジャーな雑誌で特集が組まれるほど
話題になっているとは,本当に不思議である.

安土城建築の話である映画「火天の城」も公開されることだし,
当分はこのブーム続くかもしれない.
私が見て素晴らしいと思った城は...
姫路城,熊本城,鶴ヶ城あたりかな.
(丸亀城なんかも渋かったなぁ.
郷里の長岡城は城跡しか残っていなくて残念)
まだまだ見ていない城も多いので(彦根城も弘前城も見ていない!),
いつか訪れてみたいものである.



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