私が盆休みをとっている間も,
仕事は容赦なく増えていたのである.
とにかく現在逐次処理中である.
お待ちいただいている方々,
もう少しです.
こうして目の前に仕事の山ができると,
三国志の英雄の一人を思い出す.
龐統士元である.
龐統は,「伏龍」と呼ばれた諸葛孔明に対し,
「鳳雛(ほうすう)」と呼ばれた,孔明に匹敵する
劉備元徳に仕えた天才軍師である.
彼は,風貌が醜いがために高く用いられずにいた.
劉備もまたしかり.
彼の風貌を見て低く評価し,はじめ地方の役人の閑職を与えた.
そして龐統は,一ヶ月間酒を飲んで遊んで暮したのだという.
村人からの訴えを受けて,張飛が行って問い詰めると,
一ヶ月間たまっていた仕事を,なんと半日ですべて
片付けたのだという.
その有能ぶりに驚き,そして彼を低く評価したことを
反省した劉備は,龐統を孔明と同じ重き役職に
登用したのである.
その後,龐統は,蜀の立国に大きく役割を果たし,
また赤壁の戦いにおいては,「連環の計」によって
曹操軍を打ち破る働きを見せた.
その活躍は素晴らしいものだった.
しかし,彼は落鳳坡というところで
劉備の代わりに命を落とす.
40歳前の早すぎる死だった.
(史実はどうか知りません.
NHKの人形劇「三国志」に依った話です)
と,話は戻って,とにかく,
山積した仕事を龐統のように
あっという間に片付けたい.
こうした状況に陥るといつも彼を思い出すのである.
そして後,自分の能力のなさに嘆くのである.
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