2010年7月12日月曜日

荒れた週末に読書を.「考える人 2010年夏号」

選挙が終わり,ワールドカップが終わった.
兵庫の天候は非常に荒れていた.
週末が終わった.

この週末は大変体調が悪く,
とにかくぐったりしていた.
どうも風邪を引いた影響らしい.
二日間,横になっている時間を
多くとれたおかげか,
(土曜日は11時間も寝た!)
今日は少し身体が楽になった.
まずはやはり体力なのである.

週末,少しゆっくりできたので,
雑誌をちょっとの量,読む.

「考える人 2010年 夏号」.

今回は特集として村上春樹氏の100ページ近くの
ロングインタビューが掲載されている.
インタビューは3日間にわたって行われていて,
とにかく量が多い.
週末は1日目分だけ読んだ.
それだけでも十分な読み応えである.

しかし,本屋に行って驚いたのだけれど,
この雑誌「考える人」が平積みされていた.
そんな光景,今までに一度も見たことがなかった.
それもそのはず,今号はなんといつもの5倍の
増刷を行ったそうである.
(いつもは2万部くらい?)

実は,今回は品切れも予想して,
私はこの雑誌を予約していた.
メールマガジンで,今号の特集を知り,
早速入手が危ういと思って書店に行ったのだ.
しかし,こんなに潤沢に供給されるならば,
全然問題なかったなぁ.
(コミック「ガンガン」7月号の話があって,
少し焦ったのかもしれない.
しかし,さすが新潮社,ヘマはやらない)

とにもかくにも,村上春樹人気なのである.
「1Q84」がそれだけ売れているということなのだろう.
そしてロングインタビューにも,その核心に
触れるような話が出てくる.
売れることを予想するはずである.

そして,私は「1Q84」を読んでいないのである(笑).
文庫本になるまで待とうと思っているのだけれど,
ここまでくると心が挫けそうになる.
やっぱり読みたいなぁ...

「考える人」はユニクロのお抱え雑誌であるけれど,
なかなか面白くて,1400円という価格のため,
誰にでもおすすめできる雑誌であるとは言えないのだけれど,
もっと注目されてもいいのではないか,と思う雑誌である.
私は毎号買っているのだけれど,
それなりに価格だけの価値はある雑誌だと思う.

今号をもって,これまでの編集長が辞められるそうである.
(村上氏とのゆかりもあって,はなむけとして,
今回のロングインタビューが実現したのだろう)
次号からどのような紙面になるのか楽しみである.

最後にひとこと.
最近,望む「幸せ」というのが,
「週末ゆっくりと本を読むこと」,になってしまった.
なんて小市民な...と思う.
思うけれど,やはりそれが「幸せ」なのである.
図書館で,またいくつか本を借りてきた.
そのうちどれだけ読めるかわからないけれど,
生活に楽しみがあるって,いいことだ.

0 件のコメント:

コメントを投稿

桜を見ると思い出す

桜が満開である。 研究室でも花見BBQが行われ、まさに「花より団子」 、学生はだれも桜など見ずにひたすら食べることに集中していたけれど、食べづかれた私は桜をぼんやりと見ていた。 学生の一人が 「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」と梶井基次郎の文章 を話していたので、そういえばそ...