2011年2月24日木曜日

その研究は,社会にどう貢献するのか

昨日の午後は,卒業研究の発表会があった.
20名程度の発表を聞く.
一昨日の修士のものと比べ,やはり
4年生は4年生である.
未熟なところが多い.

前にも書いたと思うけれど,
4年生は,自分の進めている研究が,
その分野で,あるいは社会で
どのような貢献をするものであるのか,
よくわかっていないことが多い.

どうしても,まだ先生から与えられた
課題をこなしている,という姿勢から
抜け出せていないのである.
それは小学生の頃から,勉強といえば,
与えられた問題を解くことを意味してきたのだから
仕方がない.

しかし,大学の研究は違う.
社会への何らかの貢献を目指して
(それがたとえわずかなものであるとしても)
行っている.
その意義を認識していることは
研究者として大切なことなのだと思う.

知識としては,単に研究の背景を
知っているか,どうかの問題に
過ぎないのかもしれないが,
それは研究者の姿勢としては大きな
違いなのである.

ぜひ自分の研究が何に役立つのか,
広い視野をもって認識し,
励んでいただきたいと思う.

#今日は少し偉そうなことを書きました...

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