昨日の午後は,卒業研究の発表会があった.
20名程度の発表を聞く.
一昨日の修士のものと比べ,やはり
4年生は4年生である.
未熟なところが多い.
前にも書いたと思うけれど,
4年生は,自分の進めている研究が,
その分野で,あるいは社会で
どのような貢献をするものであるのか,
よくわかっていないことが多い.
どうしても,まだ先生から与えられた
課題をこなしている,という姿勢から
抜け出せていないのである.
それは小学生の頃から,勉強といえば,
与えられた問題を解くことを意味してきたのだから
仕方がない.
しかし,大学の研究は違う.
社会への何らかの貢献を目指して
(それがたとえわずかなものであるとしても)
行っている.
その意義を認識していることは
研究者として大切なことなのだと思う.
知識としては,単に研究の背景を
知っているか,どうかの問題に
過ぎないのかもしれないが,
それは研究者の姿勢としては大きな
違いなのである.
ぜひ自分の研究が何に役立つのか,
広い視野をもって認識し,
励んでいただきたいと思う.
#今日は少し偉そうなことを書きました...
2011年2月24日木曜日
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