2011年5月12日木曜日

Suffering is optional.

さすがに今週は,疲れがたまっていて
身体が悲鳴をあげているようだ.
今日は早く帰ることにしよう.

しかし,こうした苦痛もとらえ方次第.

「心頭滅却すれば火もまた涼し」

という言葉もあるけれど,
それは禅というひねくれた世界での話.

私が思い出すのは,
村上春樹の

「走ることについて語るときに
僕の語ること」(文春文庫)

の中に(とはいえ,「前書き」の中にだが)
紹介されていた言葉.

"Pain is inevitable. Suffering is optional."

これについては,村上春樹氏のコメントも
書かれているから私はあまり書かないけれど,
要は,世界は捉え方次第,ということかと思う.

脳内のマップの中で私たちは生きている.
マップの作り方は私たち次第なのである.
苦痛も疲労も,どう受け止めるかは,
私たちの心のあり方にかかっている.

ということで,今日は帰ろう(笑).

# 「走ることについて語るときに
僕の語ること」は,彼の敬愛する
R. カーヴァーの「愛について語るときに
我々の語ること」という作品をもじっているのだと
思うのだけど.

# 脳内の世界というと,最近公開された
"Sucker Punch"(邦題「エンジェル・ウォーズ」.
なんでこんなに題名になるのか不明だが)を
見てみたい気がする.
そういえば,「脳内ニューヨーク」も,
「マルコヴィッチの穴」も見ていない...

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