2024年1月28日日曜日

ゴジラ -1.0 白黒(3) ~映像が白黒化されるとゴジラの造形が詳細になり,俳優の表情はよりナマナマしくなる~

  「ゴジラ -1.0」モノクロ版を観てきた。シン・ゴジラのときも2回観たのだけれど,今回も2回観た。しかし,今回はどうしても2回観たくてみたわけではなく,若干「たまたまタイミングが良かった」という理由も含まれている。

白黒になると,ゴジラの怖さが増す,と聞いていたのだけれど,私はそれほどの違いを感じなかった。白黒で観て思ったは,ゴジラの造形がよりくっきりと分かるようになったということ。筋肉の動きがよく分かる(動きすぎて少し不自然だけれど)。CG製作の人たちのこだわりなのだろう。

一方,各俳優の演技が強すぎるように感じられる。なぜかと理由を考えてみたのだけれど,白黒になることにより,より各人物の表情の陰影が強く出るように感じられるからではないかと思った。昔の白黒映画ではドーランをべったりと塗って白塗りの顔で演技をしていたから,ちょうどよかったのかもしれないけれど,現代の技術で映像を白黒化すると,ちょっと表情が生々しく感じられるようだ。恐怖の表情などは陰影の強い楳図かずおのホラー漫画に通じるものがある。

物好きな人にはモノクロ版をオススメするけれど,やはり最初はカラー版を観たほうが良いと思う。星4つ。★★★★☆。

#2024年2本目

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