2024年3月9日土曜日

命令暗示法で運動を継続しよう。

 最近の心身の不調を解決するために,運動を始めようと思う。

思うのだけれど,この時期なかなか腰が上がらない。やはり夜しか運動できないし,夜は寒いし,長岡では雨が降っていない夜は少ない。腕立て伏せも,「トップガン・マーベリック」を見て少し継続してやめて以来,全然行っていない。スクワットも然り。なぜ運動をすると気分が高揚して気持ちがいいと感じるのに,そして夜も睡眠の質が上がって集中力が上がることを実感しているのに,運動をしないのか。われながら全く不思議である。

運動は身体に負担がかかるので,まだ理解できる。やはり疲れることを無意識に避けよう,避けようとしてしまうのだ。一度スイッチが入って,雪玉を転がし始めると玉がどんどん大きくなり,それがやりがいとなって継続するのだけれど,一旦やめてしまうと玉の重さを思い出して腰が上がらなくなってしまう。これを解決するにはどうすればいいかと考える。

やはり無意識が運動を避けさせようとするのだから,無意識を変えなければならないと思う。では無意識を変えるためにはどうすればよいか。これまで数々の啓蒙書を読んでこの有様なのだから,なにか方法を変えなければならない。

仕方がない。命令暗示法を用いようか...これは寝る前に鏡の前の自分に命令暗示をかけて,あとはさっと眠る,という方法で,心身統一合氣道の藤平光一先生が指導されていた方法である(もとは中村天風先生だと思うけど)。今まで試したことがないのだけれど,やってみようかなと思う。

ただ心配なのは,同様に心身統一合氣道の呼吸法も同様の状態であるということ。呼吸法を行えば身体にいいことはよくよく理解しているつもりである。しかし,継続しない。こちらも時間を決めてやるようにしようか...藤平光一先生は「こんなに気持ちがいいことを教えているのに,みんななぜやらないのだろう」とおっしゃっていたけれど,まさにその通り。私もせっかく教えていただいたのに継続を怠っている。運動も呼吸法と同じことにはならないだろうか...いや暗示法をとにかく試してみよう。

頭で理解するのは十分でない。実践してこそ本当の理解である。真の理解は自発的な行動を生むはずである。さぁ,五十半ばにして知行合一にチャレンジである(伝習録も読んだはずなのだけれど,行動がともなっておらず知識だけなのがバレバレ)。


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