白Tシャツで挑むカレーうどんと、あの夏のカレーの思い出

 テレビのCMではないけれど,夏になるとカレーライスが食べたくなる。それもちょっとスパイシーなカレー。食べるとしばらくして額に汗が浮かんでくるような大人の辛さが好きである。

日本人にはカレーライスを大好きな人が多い。「カレーは飲み物」といまだに言っている人もいるし,カレーを食べながら,「おどば阿蘇山たい!怒ればでっかい噴火山たい!」と叫んでいる人もいる(いや,いない)。昔は給食の人気メニューだった。おかわりのためにナベの前に子供たちが列を作っていたものである。いまでも子供たちの好きな給食メニューにカレーは含まれているのだろうか。

こだわりのカレーを提供する店も多くてそれぞれの店に特有の味がある。学生時代は古本をさがしに東京の神田をウロウロすることが多かったけれど,神田は古本だけでなくカレーの聖地だった。ちょっと一杯の値段は張るけれどいろいろなカレーを試すことも神田の楽しみだった。

渋谷にはボルツというお店があって,たしか辛さ30倍くらいのカレーも提供されていたような記憶がある。激辛カレーのはしりだったと思うのだけれど,そこで出されるトウガラシのピクルスなどさえも辛かった(チャツネは甘辛かったけれど)。今もボルツはあるのだろうか。

私が住んでいた自由が丘では,自由が丘デパート(?)2階にあった「レインボー」というお店によく行っていた。卵カレーを食べていたかな。スパイシーということではなかったけれど飽きの来ない味だったから(そして値段もそこそこだったから),ときどき訪れていた店だった。以前自由が丘を訪れた際に思い出してレインボーを探してみたけれど,残念ながら見つけることはできなかった。

一方,新潟では万代バスセンターのカレーが有名だ。典型的なそば屋が出す黄色いルーのカレーで,真っ赤な福神漬けと合わせて,昔ながらの味が提供されている。私が食べたのはミニサイズだったけれど,それでお腹がいっぱいになるくらいだったからコストパフォーマンスも良い。店に行くと長い人の列ができていて驚くけれど,基本,立ち食いなので席(?)の回転率は良く,意外と早く順番が回ってくる。昭和のカレーライスが好きな人にはぜひおすすめである。

ここまで私の好きなカレーライスについて話してきたけれど,実はカレーうどんも大好きである。ただカレーうどんも最近は高価格になってきた。東京駅の古奈屋というチェーン店では1200円を優に超える価格で提供されていた記憶がある。私の住んでいる長岡市にはカレーうどん専門店はないようなので,食べるのはいつもココイチのカレーうどんである。炭水化物を大量に採りたいときは半ライスと合わせてがっつり食べている。半熟卵のトッピングもおススメである。問題はうどんに合わせてカレーの汁が飛び散ること。白Tシャツを着ているときに食べる勇気がなかなか出ない。だからカレーうどんを食するときには紙エプロンが必須なのだ。

長岡市のココイチの看板はカレーライスの写真ではなくてなぜかカレーうどんの写真が大きくのっている。その看板を見るたびにカレーうどんののどごしを思い出してしまうのである。

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