2007年11月13日火曜日

視認性のよい背表紙

以前から,視認性の悪さが脳の能力に
悪影響を及ぼすということに関心がある.

だから机の上はなるべくきれいにする.
視界に不要なものが入ると,
それが何かを一回一回脳は識別することとなり,
あまり認識されないけれど脳に
確実に負荷をかけている.

「それが何か」と思うだけならばまだ良い.
そのモノから派生するさまざまな出来事,仕事について
思いがめぐらされるようになると,
さらに脳への負荷は重くなる.
こうしたことを避けるために,
机の上は整理整頓しておくべきである.
(とりあえず頭がすっきりする)

さて,この視認性というのは
文字についても同様なことがいえると思う.
悪字で書かれたものは,
一見して,それを理解するのに時間がかかる.
このワンステップの手間が脳の働きを鈍らせる.
ときには大事なアイデアを逃すことにもなりかねない.
(何かをした際に,それ以前に考えていたことを
忘れてしまうことはしょっちゅう経験している)

私の文字は残念ながら美しいとはとても言えない.
資料を閉じる紙ファイルの背表紙に書かれた私の文字は,
やはり一見して判断がつかず,
目を凝らして内容を理解しなければならない.

これではいけないと常々思っていた.
そこでラベルライターが欲しいと思っていたのだ.
そしてとうとう個人用のラベルライターを購入することができた.

ラベルライターというのは意外に価格が高い.
本体も高いし,カートリッジも高い.
なかなか購入に踏み切れなかった.

以前より欲しかったのはPCに接続するタイプで,
マウスで文字列を選択して,ライターに送るだけで,
ラベルが作成できるというすぐれものだった.
しかし,かなり高価でとても手が出ない.

今回購入できたのは,
近くのスーパーマーケットが新装開店した際に
在庫処分品として売りに出された,
ひと世代前の型落ち品である.
定価9000円以上のものが3000円以下.
ラベルライターのキーを打って
入力しなければならないという手間があるけれど,
まずはこれで良しとする.

ラベルを作成してファイルの背表紙に貼ってみる.
美しい.
こうでなければならない.
頭の中も幾分すっきりするような気がする.

こうしたちょっとしたことが,
仕事の能率に影響しているような気がするのだ.
物事が整理されていくとうれしい.
それは脳が負荷から解放された喜びなのだろうと思う.

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