今日は朝から,ある研究に対するヒアリングがあった.
ほんの短時間のプレゼンで,
リラックスした雰囲気の中で行われたにも関わらず,
私はずいぶんと緊張していた.
一体全体,私はあがり症なのである.
これで良く教壇に立っているなと思うほど,
人前で話すのはドキドキする.
これまでのいろいろと緊張して失敗してきた.
そうした失敗の積み重ねが,
また更なる緊張を生む.
中学校卒業式で送辞を読んだ.
もう膝ががくがくして,前に座っていた学生が
指をさして笑っていたのを今でも覚えている.
日本青年館で合氣道部の演武をしたときに司会をした.
目がかすんで原稿が見えず.もうメタメタだった.
武道の修行を断念するかとまで思った.
結婚式の司会をやったときもそうだった.
舌をかみかみ,声は変に気取ってしまった.
今思い出しても顔が赤くなってしまう.
どうにもこうにも,
あがることからは逃げることはできない.
よく,あがり症の克服などと本やセミナーがあるけれど,
実際,本当にできるのだろうか.
でも私は依然として人前に立ち続けている.
これは,実は自分があがるのが好きだからかもしれない,と思っている.
自分が窮地に陥るのを意外に楽しんでいるのだ.
(究極のS,いやM?)
何か特別なことをするとき,
神経が過敏になり,血圧が上がる等の反応が起こるのは,
人間として当然のことなのである.
避けることはできない.
ならば,むしろ喜んでその状況を引き受けよう.
逆にもしも,なにをやってもドキドキしないのであれば,
どんなにつまらない毎日になるだろう.
恋人と会ってもドキドキしないし,
スポーツの試合でもドキドキしない.
これでは何を人生の楽しみとするのか,ということになる.
人間をシステムとしてみた場合,
環境からの刺激を受けて,その内部に反応が誘起される.
それは当然のこととして受け止めて,
そこで誘起される反応を観察し,
その信号レベルを把握するのが面白い.
過剰なレベルは困るけれど,
適切なレベルに制御できるならばどんなに素敵だろう.
人生には刺激が必要だ.
刺激を求めていけば,そこには何かしらの緊張を伴う.
あがるのは当然.
人生の楽しみのひとつなのだ.
まぁ,私が人前に立つのは
単なる話好きということもあるのだけれど.
2007年11月6日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
開錠するとき鍵をどちらに回すか
「鍵」というのは昔から何かを暗示することが多いモノである。「鍵をかける」は,もちろん実際の施錠を意味することもあるけれど,誰の目にも触れることができない「秘密にする」という意味もある。「鍵をあける」は,開錠のほかに人の心の扉を開くという意味もあったりする(矢野顕子の「ひとつだけ...
-
本ブログのコメントに, (電力)供給過多になるとなぜ、発電機の回転数が上がるのか というご質問をいただいたので, それについての回答を少し. (すみません,コメントいただいていたのに 気づくのが遅れました) 発電機の回転数は,個々の発電ユニットで見れば, 発電...
-
私が担当している「電気機器」という講義においては,「磁気回路」,「 直流機 」,「 同期機 」,「 変圧器 」,「 誘導機 」を取り扱う.「磁気回路」は機器ではないので,残りの4つの電気機械について学生のみなさんは勉強することになる.さてここで,「直流機」,「同期機」,「誘導機」...
-
Googleをはじめとして, 検索ツールなしでは仕事ができない, というところまで現代の私たちは来てしまった. 特に研究分野においては, 過去の研究のサーベイ,現在の市場調査, 世界の装置のリストアップなど, もう検索ツールの便利さ無しでは, 考えられない状況である. こうした状...
-
業界用語というものがある. それがいつの間にか広がって, 一般認識のもと使用されるようになった言葉も多い. たとえば,「トリ」という言葉. これは落語で最後に現れる芸人を言っていたものが, いつのまにか最後を締めくくる人全般に 用いられるようになった. あるいは,「ドタキャン」....
-
Q.原発1基分の発電電力量をまかなうためには, 太陽光発電はどれくらい必要か. 少し試算してみたいと思います. <試算> ※原子力発電所の設備利用率を考慮して計算し直しました(3/31) JULYさん,どうも有難うございました. 原子力発電所一基分...
0 件のコメント:
コメントを投稿