最近,自分の至らなさのためか,
腹がたつことが多い.
往々にして,腹がたつということは,
相手がどうするということではなく,
自分がどう感じるか,ということに依存する.
相手はその怒りのTriggerとなる行動を行うが,
それに対して怒るか否かは,
こちらの受け取り方による.
赤ん坊を怒ることはない.
それは赤ん坊だから分別がつかないということを
あらかじめ認識しているからである.
一方,人に対して腹が立つのは,
その人がそうした行為をすることが,
当然その人がすべき行動から外れているからである.
そしてその行動が私に悪影響を与えるからである.
相手に対して怒りをぶつけることで
相手が反省するならば良い.
しかし,ただ相手を怒ってところで,
相手の行動が変わるということは
本当に少ないのではないだろうか.
そして,その相手の年齢が高くなればなるほど
行動が変わる確率は低くなる.
ならばなぜ怒るのか.
結局は自己満足ではないのか.
相手に自分が不愉快だと伝えるだけならば,
怒る必要はない.
怒ることによって,効果が上がるとは限らない.
むしろ逆効果のことも多い.
じっと相手を諭すことが大切なのである.
しかし,私も未熟なために,
自分の怒りを適当に収めることができないのだ.
相手を怒っても仕方がない.
でも自分の感情も手に余る.
相手を諭す余裕もない.
こうして私はストレスをためることになるのだ.
あぁ,ゲンコツひとつでみなが幸せになるならば,
それはどんなに素晴らしい世界だろうか.
そう,頭が単純な私はいつも思うのである.
2007年11月21日水曜日
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