関西に来て,豆まきとともに恵方巻の習慣も
ずいぶんと身近になった.
(とはいえ,恵方巻も今は全国区らしいけれど)
節分の日に,豆まきを行う神社や寺社は
多いけれど,追儺式を行うところもある.
この追儺式といえば,方相氏.
岡野玲子の漫画「陰陽師」にも出てくるから,
ご存じの人も多いだろうけれど(って,知らない?),
四つ目の異形の神(?)である.
四つ目の姿は,鬼にしか見えないのだけれど,
この方相氏が四方の悪鬼,厄災を祓ってくれる
ことになっている.
どうも後年は,その見た目の悪さから
方相氏自身が鬼として払われるところもあるらしいけれど,
平安神宮の方相氏の面などを見ると,なかなかどうして,
意外に愛らしくて,人気が出そうなものである.
もう少し知名度が上がればいいのに,と
思って今日は紹介した.
(やっぱり知らない人が多いのだし(笑))
しかし,追儺式は新しい年を迎えるにあたっての
厄祓いなので,大晦日に行うのでは...と思うけれど,
節分は古来新年を迎えることを意味するから,
この日に行われるのだろう.
平安時代,鬼は厄災をもたらすものであったから,
こうした具体的な儀式によって
少しでも心の安らぎや希望が持てることが
大切だったのだろうと思う.
新年を迎え,厄災が払われるよう,
「鬼は外,福は内」と深夜にひっそり
やってみようか.
方相氏のお面をかぶって.
#滋賀県の近江神宮の方相氏の面は6つ目であるそうな.
そういえば,追儺式はお寺でもやっている.
神事ではないのかな.
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