2008年3月17日月曜日

聴衆を意識したプレゼンテーション

先週の金曜日は,朝からある提案のヒアリングがあった.
今年度の総括と,来年度に向けた活動の提案をする場であった.

はっきりいって,気を抜いていた.
ヒアリングが始まってすぐに,
このプレゼンに非常に具体的なことを
要求されていることに気づいた.

マズイ.
そんなことを考えず,ぼんやりとした話しか
提案書には書いていない...
これは全くの私のミスだった.

一般に,システムや回路の研究を行っている分野では,
数値目標というのは立てにくい.
逆に数値にキリキリと縛られて
仕事をするというのはタイプではない.

一方,ヒアリングの先生方はデバイス・物性系の人たちである.
無論,数値目標を重視する.
こうしたギャップを私はすっかり考慮していなかった.
私は,そうした向きのプレゼンを行うべきであったのだ.
また,このヒアリングが
それだけシリアスなものであることを
事前にリサーチし,対策しておくべきだったのだ.

ボスである伊瀬先生からは
本日やさしく諭していただいたが,
実際のところは,金曜日,そのヒアリングの終了直後から
ひとり反省会が心の中で始まっていたのだ.

このブログでも何度も言及しているけれど,
コミュニケーションというのは,
相手に伝わってこそ,成功なのである.
う~ん,まだまだ道は遠い.

今回の失敗もいろいろと考えることが多い.
どういう種類の聴衆で,
どういうプレゼンが求められているか,
それを理解せずして成功なし,ということである.

"彼を知りて己を知らば,百戦して殆うからず"

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