2008年3月26日水曜日

危機対処能力をつけるには

最近,物騒なニュースが多い.
茨城県土浦市の通り魔的な犯罪に始まり,
名古屋市の通り魔,
そして今日は岡山で駅のホームで
人を突き落とす事件があったという.

被害に遭われた方には,
心よりお悔やみ申し上げます.

こうしたニュースを聞いて思うのは,
自分がそうした現場にいたとしたら,
生き延びることができただろうか,
ということである.

以前に武道修行の目的のひとつは,
生き延びることであると書いたけれど,
伝えられるような事件の状況で,それが
自分に実現できるだろうかという疑問である.

例えば,私が稽古している合気道では,
ホームで後ろから人に押されたときの対処法も習う.
道場では,うまくできたとしても,
それが現実に起こった場合に,
身体が動くかどうかは実に怪しい.
もちろん,そうなることが稽古の目的なのだけれど,
全く自信が無い.

また,武道を稽古するにあたっては,
危険察知能力というものが非常に重要となる.
生き残ることが目的なのだから当然なのだけれど,
荒川沖駅で警官が刺されてしまったことを見ても,
危険を察知することがどれだけ難しいことなのか
思いやられる.
最近私は耳にイヤホンをつけて歩いていることが多いから,
ますますそうした危機を把握することは難しいだろう.
(歩くときくらいはイヤホンを外そうかと思っている)

考えてみると日本人は,
そうした危機対処能力というものが弱い気がする.
誰もがそう思っているのだろうけど,
それに対してなにかアクションを
とる必要はないのだろうか,と思う.

では,一体どんなアクションができるかと問われると,
また困ってしまうのだが,
そうした意識をもつことは大切なのだと思う.

危険を予見し,その対策を講じることぐらいは,
今すぐできるはずである.
そうした心がけから始めるしかないのかなと思う.

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