2013年1月3日木曜日

温泉で思索に耽ることのススメ

大晦日にはひとり温泉を訪れ,しばらく考えに耽る時間をもった.そのおかげで40個にもなる本年の目標ができたのだけれど,実は昨日,1/2にも同じ温泉を訪れ,やはり2時間ほどひとり思索に沈む時間をもった.昨日は何かを考えるというよりも,とにかく頭の中をクリアにして,心と身体の調子を調えることを第一の目的としていた.そしてその目的はおおよそ果たすことができたと思う.

私が温泉を訪れるのは,もちろん温泉好きということもあるのだけれど(私は温泉宿に泊まると,晩と朝にほとんど必ず入浴するくらいだし),第一の目的はひとりで思索に耽る時間をもつ,ということにある.ダライ・ラマも「一日に一人になる時間をもつ」ということを推奨しているけれど,家庭を持っている人ならばそれが必ずしも容易くないことを知っているはずである.それを実現するのが温泉なのである.

ひとりで考えに耽るのであれば家でもできるのではないか,と思いもするけど,やはり家ではどこかでなにかが邪魔をするのである.「瞑想」をするならばまだしも,考えに耽るとなるとまずどうしても注意がどこかに向いてしまう.ついついコーヒーやお茶を飲んでしまうとか,寝っ転がってしまうとか.そしてそのうちウトウトとしてくる.結局,深く考えに沈むことが出来なくなってしまうのである.

それが温泉だとどうなるか.
まずは日常から切り離された環境に自分を置くことができる.また,残念ながら(悲しいことに)家族は誰も同行してくれないので(涙),ひとりになることができるのである.そして,温泉につかっていると身体がポカポカして温まり,いつもと違う脳のモードで思索に耽ることができるだけでなく,ウトウトすることが無い.その上,この季節は露天風呂に入ると必然的に頭寒足熱の状態になる.まさに温泉こそ,思索に耽るのに相応しい「哲学の道」ならぬ,「哲学の露天」なのである.

では,昨日はなにを考えたか,ということなのだけれど,まぁ,それはこれからおいおい生活の中に活かしていくことにして,今回はみなさんに温泉に浸かりながらの思索をすることをオススメして終わりたいと思う.

#私は露天風呂に本やペンとメモを持ち込んだりして時間を過ごすのだけれど,人に不快な印象を与えないよう,気を使っています.また,喉が乾く前に水分の補給を行うよう心がけています.マナーと体調には十分注意いたしましょう.

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