電気学会産業応用部門大会の開催地,徳島への飛行機の往復移動の機内で久しぶりに映画を観た。
「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」(2025)
相変わらず座席の前の小さなディスプレイで観るおかげで,マーベル系のアクション映画の迫力はほとんど感じることができない。どうもアクション映画は私の評価においてかなり損をしている。
今回のキャプテン・アメリカはスティーブではなく,その名称を引き継いだサム・ウィルソンであり,血清を打った「超人」ではなく「常人」であることがひとつのキーになっている。化け物たちと戦う普通の人間としての苦悩が(少し)描かれている。もちろん,ハリウッド映画なので,彼はヒーローとして描かれるのは間違いないのだけれど。
そして見どころは,やっぱりハリソン・フォード演じる大統領ロスである。彼が出てくるだけで画面に重みが感じられるようになる。ハリソン・フォードの「格」というものなのだろう。人間性というのはどうしてもにじみ出てくるものらしい。
この作品の前にどんな話があったのか,ロスがハルクに対して何をしてのか,など情報が無いままの視聴であったので,感動の度合いが小さくなってしまったのかもしれないが,前代のキャプテン・アメリカや,曲者のアイアンマンの人物造形の深さに比べて,第2次アベンジャーズの面々はどうしても脇役的な軽さを感じてしまう。この先,マーベルシリーズはこのまま続いていくのだろうか?
ということで,今回の評価は★★★☆☆(星三つ。満点は五つ)。
#最近,全然映画館に足を運んでいない
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