2008年10月2日木曜日

清原選手の引退に思う

問題.

「某国のある部族には雨乞いの踊りがあるという.
ある研究者が調査したところ,
この踊りによる降雨の確率は100%であったという.
なぜか?」

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とうとう清原選手も引退してしまった.
桑田選手も引退してしまった今,
KK時代は終わってしまった.
私は「僕らのKK時代」が終わってしまったと言いたい.
何度も繰り返すけれど,
私は彼らと同学年なのである.
やっぱりどこか寂しい.

高校時代から二人はスターだったし,
そしてそれゆえに二人とも
波瀾万丈の野球人生を送った.
その活躍は,どこかで私を
元気づけていてくれたことは間違いがない.

しかし,40という歳まで野球を続けるということは
本当に大変なのだろうと思う.
私のような一般人でさえ,
40歳になれば日常生活でさえも,
体力の衰えを感じざるを得ないのだから,
一流しかいないプロ野球の厳しい世界では,
少しの衰えでさえも,自分のパフォーマンスの
大きな低下につながるのだろう.
それでもここまで頑張ったのだから,
その苦労の大きさを思う.

しかし,私はこの「続ける」という努力が好きである.
あきらめないで続けることができる工夫,
努力をすることこそが最も重要な気がする.

桑田選手も大けがをしてやめようと思った時も,
「まだやれることがあるんじゃないか」と思い直して
復帰したのだという.
清原選手も,これまでの野球人生で
何度もやめようと思ったのではないだろうか.
それでも選手を続けてきた彼の努力こそ,
称賛されるべきなのだろう.
(もちろん,華々しくスポットライトが
当たらない選手たちも同様に努力していて,
彼らも称賛されるべきなのだ)

あきらめないで努力し続けさえすれば
成功するとは限らないけれど,
成功するためには,それは不可欠な条件である.
「あきらめる」といことが負けであり,
「あきらめない限り敗北はない」のである.
(昔,どこかの武将が言っていたような気がする)

KKのふたりにはごくろうさまと言いたい.
彼らはここまでよくやった.
プロ野球選手として,十分に夢を与えてくれた.
あきらめないで努力を続けることの大切さを
身を持って示してくれた.

しかし,それでも私は彼らにまだ期待をする.
これからもきっと何かをやってくれるはずである.
これで彼らの人生が終わったわけではないのだ.
そして彼らは,これからもずっと
僕らのヒーローであり続けてほしいのだ.

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冒頭の問題の解答.

「雨が降るまで踊り続けるから」

2 件のコメント:

  1. 冒頭の問題、自分へのエールとしていただきました。ありがとうございます。
    仕事がうまくいかない。
    でも、周りには、いつも成果を出している人がいる。その答えでもありますね。

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  2. asanoさん,どうもです.
    asanoさんのブログを拝見していると,asanoさんはずいぶんとご自分に厳しいご様子ですね.頭が下がります.

    冒頭のクイズは,昔「IQエンジン」という深夜番組で紹介されていたものです.ずっと覚えていたのですが,もしかして大事なことがこの意地悪クイズには含まれているかもって,あるときふと思ったんです.
    それが紹介できてうれしいです.
    また,Asanoさんにもこのようにコメントいただけてうれしかったです.

    返信削除

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