2008年10月30日木曜日

時間泥棒と忙しさの負のスパイラル

今日は名古屋へ出掛けた.
名古屋は案外に近い.
車中で仕事をしようにも
あっという間に到着してしまう.
この短時間でも仕事に集中できなければ...
まだまだ私のモバイル道は遠い.

昼間の新幹線だったのだけれど,
N700系だったこともあるのか,
PCを広げて仕事をしている乗客が目立つ.
素晴らしい,彼らは.
そう思う反面,ここまで仕事をしないと
だめなのか,とため息もついてしまう.

仕事環境が便利になればなるほど,
私たちの時間は仕事に食されていく.
仕事の効率が改善されて
生み出された新しい時間は,
また次の仕事のために費やされる.
忙しさが加速度的に増加していく負のスパイラル.
エンデの「モモ」に出てくる時間泥棒とは,
実は,このモバイル機器なのではないだろうか.

ノートPCを広げ仕事を進めることで,
私たちは幾分安心した気持になる.
「これで少しは仕事が進んだ」

しかし,実は意識に上がらない
もっと深いところで大きな損失を
生んでいるのかもしれない.

「君は3個のダイヤモンドを掘りあてて
そして4個のダイヤモンドをなくしてしまう 」
(佐野元春)

自分の時間は自分で確保しなければならない.
時間泥棒に取り上げられないように,
大事に守らなければならない.

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