2007年6月19日火曜日

歳歳年年人不同

本日の昼休み,研究室で卒業アルバム用の写真を撮影した。
図書館の前で,学生たちと並んで撮る。

3年前の写真を見て気づいたことがある。
どうも私はめっきり老けてしまったようだ。


大学という職場は,人が毎年入れ代わっていく。
幾人かの学生が研究室に入り,
幾人かの学生は卒業し就職していく。
(たまにそうでない人が研究室に残る)

よく,うらやましいですね,と言われる。
確かに国立の研究所などに就職すると,
30年以上も職場の同僚は一緒だったりする。
新入職員・研究員もずいぶん珍しい。
毎日同じ人たちと顔を合わせて,
同じような話をして過ごすことになる。

そうした職場から見れば,大学は変化があって
それはそれで素敵に見えることと思う。
事実,私もこうした環境に身を置いていることを
幸せに思っている。

しかし,若い人と付き合っていると
自分も若くなる,なんて話があるが,
そうとばかりは限らないようだ。

学生たちと話していると,
彼らとの年の違いを実感し,
逆に自分を相対化して
より老けてしまっているような気がする。
この効果で私も
ここ数年ですっかり老けた気がする。

研究室で繰り広げられる光景は毎年あまり変わらないが,
人はどんどん入れ代わっていく。
自分はここにとどまり,その変化を見つめている。
そして私も忘れがちではあるが,
確実に年齢を重ねているのだ。
こればかりは逃げようがない。

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