先日,ある会議において,省エネ効果を測る指標として,
これまで通りの原油換算単位でいいのだろうかという
議論があった.
またエネルギーにも質があり,
例えば電力であれば,同じ1 MWでも,
低電圧で供給される電力もあれば,
高電圧で供給されるもののある.
基本的には,高電圧で供給される方が
利用がしやすい(損失も低い).
その他,安定度,周波数などの品質があるだろう.
最も計量しやすい電力量でさえ,
こうしていろいろ議論が起こる.
まして,化学や建築や,その他もろもろの省エネ効果を
すべて同じ尺度で表そうというのだから,
もともと無理がある話なのである.
まぁ,それはそれとして,
私も個人的な支出(つまりは出費)を最近は別単位に換算している.
それは,「文庫本 (以下BBとする)」という単位である.
単純におよそ500円に等しいのだけれど.
例えば,高級喫茶店のコーヒー一杯が1 BB.
一回の飲み代が3000円であれば,6 BBということになる.
なぜこうした新たな単位を用いるか.
それは「円」という単位があまりにフラット過ぎて,
その価値が実感できづらいという理由による.
金額で表すよりも,その同じ金額を用いて,
どれだけの満足を得ることができるのか,
それを感覚的に把握するために新しい単位を用いるのである.
喫茶店でコーヒー一杯で粘れるのは,
せいぜい30分であろう.
それに比べ,文庫本が1冊あれば,
私の場合数日間は十分に楽しめる.
それを天秤にかけて,コーヒーを飲むか飲まないかを決めるのである.
(なんて涙ぐましい節約法...)
満足度を測る尺度として「文庫本」という単位は
私にとっては非常にわかりやすいものになっている.
「単位」というものは,考えると
なかなか奥深いものなのである.
#このまえ学生から,
面白い単位を聞いた.
その話は,また別の記事に.
2008年2月7日木曜日
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